ゴールドマン・サックス CIOが中国への投資に警告

2024/03/05
更新: 2024/03/05

ゴールドマン・サックス・グループのウェルスマネジメント事業の最高投資責任者(CIO)であるシャーミン・モサバルラマニ氏は、中国の株式市場が大きく下落しているが、中国へ投資する価値があると言うには不十分だと述べた。

モサバルラマニ氏は中国への投資を避ける理由として、中国経済が着実に減速へ向かうと予想されること、経済成長の3大支柱の「不動産市場」、「インフラ」、「輸出」が低調なこと、加えて中国共産党(中共)の政策立案の不明瞭さ、経済データの不一致などを挙げた。

さらに、中共政府による情報セキュリティの強化、一部経済データの発表停止、重要会議での年次記者会見の伝統の中止などが、投資家に対する不信感を増大させている。

モサバルラマニ氏は、政策の不確実性が株式市場に制約をもたらすと指摘している。

事実、内需の不安定さと地政学的緊張の高まりが中国の証券市場に影響を与えており、上海・深セン証券取引所の時価総額および流動性の高い300銘柄「上海・深セン300指数」は5年来の最低点にまで落ち込んだ。

政府の介入により市場はわずかに回復したものの、モサバルラマニ氏は依然として、不動産業界の不振や透明なデータの欠如、公式発表された経済成長率に対する疑念などから、中国市場への投資を勧めていない。

林燕
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