中国のメーデー連休中の4日、内陸県貴州省の人気観光地で遊覧船4隻が転覆して、大勢の観光客が川に投げ出される事故が起き、公式は「遊覧船4隻が転覆、乗客と乗員合わせて84人が船外に投げ出され、これまでに10人の死亡が確認された」と報じた。
いっぽう、現地からは「落水者は200人以上」「少なくとも20人が未発見」といった目撃証言が相次いでおり、エポックタイムズにも「当局はまたしても死傷者数の隠蔽を行った」とする現地市民からの指摘が寄せられた。

事故当時、現地では、雹を伴う悪天候の警報が発令されていたが、利益優先の運航会社は、運行を強行し、救命設備の不備や危機対応の欠如が指摘された。また、犠牲者の一部遺族によれば、救助が遅れた背景に、地元当局の対応の不備があったと言う。
北京にある日本大使館によると、これまでのところ日本人が巻き込まれたという情報はない。
(救助の様子など)
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