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戦後最大の異常事態か? 日本で続く“謎の大量死”の真相に迫る

2025/05/08
更新: 2025/05/09

現在、日本人が静かに、しかし戦後かつてないほど大量に死亡している。

大規模地震などの災害や疫病、戦争もない中、2022年から謎の大量死が起きているのだ。2022年は対前年増加死亡者数が12万9149人だった。それまでの最高人数は東日本大震災が発生した2011年の5万6054人だった。

国会議員の秘書をしながら少子化・人口問題について発信してきた藤江成光氏はこの異常な日本人の大量死について、「2022年の2月から異常な死亡数が突然登場してずっと高止まりをしている状況だ。控えめにみても30万人規模の謎の大量死が発生している」と述べている。

武見敬三厚生労働大臣(当時)は2022年の大量死について、令和6年9月17日の定例の記者会見で、新型コロナウイルス感染症を原死因とする死亡数の増加や、老衰による死亡数の増加などが要因と述べた。また具体的な人数を上げ、新型コロナウイルス感染症を原死因とする死亡数の増加については対前年比で3万1千人の増加、老衰による死亡数の増加は対前年比で約2万8千人の増加と述べた。

これらで説明できる増加は約6万人にとどまり、残る死因については詳細な分析が必要とされている。大臣は「新型コロナ以外の死因を含めて調査・分析を進めている」と述べた。

同様の現象は世界各国で発生している。イギリス医師会が発行する国際的に権威のある医学雑誌、BMJ(ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル)に掲載された論文によると、西側諸国47か国における超過死亡者数は、2020年1月1日から2022年12月31日までの間に309万8456人だったとされている。同研究は、超過死亡を「過去の傾向に基づく期待される死亡者数と、実際の死亡者数との差」と定義している。超過死亡には新型コロナウイルス感染症そのものによる死亡だけでなく、医療体制の逼迫や診療遅延、メンタルヘルスの悪化など、パンデミックによる間接的な影響も含まれる可能性が指摘されている。

藤江氏は「死亡者が異常に増えていて原因究明されていない。今も死亡者が多いのが続いている。放っておいたら皆さん自身や大切な方にも及んでしまうかもしれない」と述べ、厚労省に調査するよう強く求めている。

これらの超過死亡の要因として、一部で新型コロナワクチンとの関連を疑問視する声もある。日本国内でも、ワクチン接種後の副反応や死亡事例に関して、厚生労働省の「副反応疑い報告制度」を通じて情報が収集されている。

新型コロナワクチンに関して、厚労省は2024年時点で、ワクチン接種後の死亡事例は報告されているが、現時点で接種との因果関係が医学的に明確に証明されたケースは極めて限定的であり、ワクチンの有効性とリスクは総合的に評価され、接種の利益が上回るという立場をとっている。

藤江氏は大紀元の取材に対し、「コロナワクチンによる被害の具体的な数字が明らかになっている一方で、謎の大量死も発生している。この2つの現象が同時に起きていることを、私は日頃から発信している。個人的には、これら2つの事象が何らかの形で関係しているのではないかと疑っている」と述べた。

大道修
社会からライフ記事まで幅広く扱っています。