米国のヴァンス副大統領は23日の米FOXニュースのインタビューで、イスラエルとイランの間の停戦を称賛し、トランプ大統領が中東地域における「リセットボタンを押した」と語った。
ヴァンス氏は「大統領は本当にリセットボタンを押し、『長期的な地域の平和を実現しよう』と打ち出した」と述べたうえで、「将来を振り返ったとき、『12日間戦争』は地域全体にとって重要な転換点だったと評価されるだろう」との見方を示した。
また、同氏はこの停戦を、イランが「平和への道」を模索する好機と位置づけた。さらに、イランがテロネットワークを支援しながらも核兵器の開発に至っていない点について、「彼らは戦争の遂行能力に長けているとは言えない」と皮肉交じりに指摘した。
イスラエル、イランは停戦合意を発表しておらず、実際に停戦が実現するかは不明確である。停戦が恒久的な平和に繋がるかは不透明であり、イラン国内の強硬派やイスラエルの政権内でもなお緊張はくすぶっている。
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