台湾出身の人気反共産党系YouTuber・八炯(はちけい、本名:温子渝)さんが、アメリカ・ニューヨークでの講演活動中に「銃による殺害予告」を受けたことがわかった。
八炯さんは6月27日、自身のSNSに「脅迫状」を公開した。そこには「フラッシング(ニューヨークの中華街)の会場でお前を銃殺する」「Glock17をお前の体に撃ち込む」との過激な文言が並び、使用されていたのは中国本土で一般的な簡体字だった。
八炯さんは「自分にもしものことがあれば、自分のYouTubeチャンネルは仲間が引き継ぐ」と緊急発表した。
脅迫状が公開されると、ネットユーザーからは「すぐにFBIに通報しろ」「これはアメリカでは重大な犯罪だ」「命を守るためにも警備を強化して」といった声が相次いだ。
中には「中共は蕭美琴・台湾副大統にも工作を仕掛けた。絶対に油断するな」とのコメントも見られた。
チェコ情報当局も最近「中共が海外の反共活動家への脅迫を組織的に行っている」との報告を出した。
八炯さんは登録者120万人超のYouTubeチャンネル「攝徒日記Fun TV」を運営。台湾、中国、香港、東南アジア、北米の日系・華人社会に幅広い影響力を持ち、特に昨年12月には、中国共産党の「統一戦線工作」を暴露するドキュメンタリーを発表し、今年5月にはロサンゼルスの台湾人団体と交流しながら、台湾の民主や自身の反共の理念について熱く語り合っていた。今回の脅迫は、まさにその活動が誰かの逆鱗に触れた形だ。
言論を封じようとする脅迫は、むしろ八炯さんの「反共の声」をさらに世界へ響かせることになるのか──自由と真実を守る戦いは、いま国境を越えて続くのだった。
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