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数千人がチャーリー・カークを追悼 祈りの集会 偉大な保守論客の遺志継ぐ誓い

2025/09/15
更新: 2025/09/22

9月14日の日曜日、数千人がジョン・F・ケネディ・センターに集まり、9月10日に暗殺者の凶弾に倒れた保守系評論家チャーリー・カーク氏を偲び、涙ながらに追悼した。

「彼を知っていることで私はより良い人間になり、彼のおかげで我々の国もより良いものになった」と、カーク氏の長年の友人でありターニング・ポイントUSAの幹部でもあるマリア・シャーリー氏は冒頭で述べた。議会からは約85人が出席し、一般市民も押し寄せたため満席となり、座席が不足する事態となった。  

満席となった会場は、忠誠の誓い(Pledge of Allegiance)が朗読されると雷鳴のような拍手に包まれ、参加者は一斉に讃美歌「アメイジング・グレイス」を歌い、祈りの集会を開幕させた。ドナルド・トランプ大統領政権の要人らも登壇し、祈りと追悼の言葉を捧げた。 

「まるでわが国全体に暗い影が落ちたかのようだ。ここワシントンでも国の指導者たちは衝撃を受け、また全米の学生や若者たちも揺さぶられている」と、下院議長マイク・ジョンソン議員(共和党、ルイジアナ州)は語った。  

「大地そのものが動いたかのようで、我々はその衝撃を心の奥底まで感じたのだ」。  

さらに彼は、カーク氏ならば支持者たちに絶望の中でこそ強さと忍耐を持ち続けるよう望むだろうと訴えた。  

「チャーリー・カークは幸せな戦士たちの世代を育てた」とジョンソン氏は強調した。

「彼の記憶と比類なき遺産を最も正しく称える方法は、彼のように生きることだ」。  

ホワイトハウス報道官のキャロライン・レヴィット氏は聖書を引用し、カーク氏が自身の政治的歩みに与えた影響を振り返った。

「悪に負けることなく、善をもって悪を克服せよ」と彼女は述べ、「この美しい国で悪を勝たせてはならない。神のため、家庭のため、そして祖国のために善を行うと誓わなければならない。それこそがチャーリーが常に説いた順序だ」と続けた。  

保健福祉長官ロバート・F・ケネディ・ジュニア氏は「USA」や「MAGA」の歓声に迎えられ、カーク氏を「ソウル・メイト(魂の伴侶)」であり、2024年の自身の大統領選がトランプ陣営と統合する際の「主要設計者」と称えた。彼はまた、カーク氏に触発され聖書を手に旅するようになった一家の若者の話を紹介した。  

「今や数百万の子供たちがチャーリー・カークのように生きたいと願っている。これは我が国にとって素晴らしいことだ」と語った。  

登壇者の多くはカーク氏の故郷であるアリゾナ州出身だった。

「敵が悪のために企んだことを、神が善のために用いられるのだ」と、米国際メディア庁の上級顧問カリ・レイク氏は述べ、世界を「善と悪の戦い」と捉え、アメリカ国民に対立を乗り越えて平和的に交流することを呼びかけた。「これを止めなければならない。この暴力を続けるわけにはいかない」とレイク氏は訴えた。  

登壇した指導者らは次々と、カークの信仰、自由と言論の自由、さらには国家の基本原則への献身を回想した。

「学生キャンパスからホワイトハウスに至るまで、チャーリー・カークは影響を及ぼした」と、アリゾナ州選出のジェイク・ホフマン上院議員(共和党)は述べ、集まった若い政治志向のアメリカ人に目を向けた。 

「我々全員がチャーリー・カークなのだ」。  

参列者の中には喪服やスーツ姿の者もいれば、ドナルド・トランプ大統領を支持する赤い「MAGA」帽やシャツを着た人々もいた。そこには三世代にわたる遺族や参列者がおり、多くの家族が互いに慰め合う光景が見られた。  

ある演説者は、カーク氏の伝えたメッセージと遺産は「肥料」のように若い心を何年も育み続けるだろうと語った。

国家情報長官トゥルシー・ギャバード氏は「チャーリー・カークは毎日その使命を全うした。彼の信仰に動かされ、憲法と権利章典に刻まれた神から授かった自由を守ることに揺るぎなく献身したのだ」と述べた。  

「その献身と努力により、彼の影響はこの国だけでなく世界に広がっている。今日、それがこうして現れているのを見ることは美しいことだ」と結んだ。

カリフォルニアを拠点とする熱心な読書家であり、ジャーナリズムである。大紀元の金融、政治、州議会、そして速報ニュースを担当している。