第19回ショパン国際ピアノコンクール(2025年)がポーランド・ワルシャワで開催され、日本からは桑原志織さんが4位入賞を果たした。優勝は2015年出場から2度目の挑戦となったアメリカのエリック・ルーさんが飾った。
東京芸術大学卒業後、ベルリン芸術大学で学んだ桑原志織さんは、安定感があり、その知性と情感を兼ね備えた演奏は国際コンクールでも高く評価されている。これまでの日本勢の最高位である内田光子さん(1970年)、反田恭平さん(2021年)の2位に次ぐ好成績であり、4位だった反田恭平さんの妻である小林愛実さん(2021年)とともに、日本のクラシック音楽界の期待を背負う存在だ。
また、進藤実優さんも今回の入賞はならなかったものの、深い精神性、透明感ある音などが多くのファンを魅了し、今後の活躍が期待されている。ショパンコンクールは世界3大ピアノコンクールのひとつであり、今回の結果は、アジアを含む多様な国々の若手ピアニストの技術向上と国際的な競争力の強さを示すものとなった。
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