中国では毎年11月11日に開催される大規模通販セール「ダブル11(独身の日セール)」が「中国版ブラックフライデー」として知られている。
アリババなど主要ネット通販サイトが一斉に割引を打ち出し、かつては国中が熱狂したイベントだったが、今年は苦情が急増している。
SNS上では「安いと思って買ったら普段より高かった」「クーポンの条件が複雑すぎる」といった声が相次ぐ。実際、多くの店がセール前に値上げし、見かけ上の割引を演出していた。
上海の男性は、260元(約5600円)の商品が一時590元(約1万2800円)に上がり、数分後に280元(約6千円)に戻ったと証言。
「30日間値下げ保証」も守られず、返金を拒まれるケースも多いという。
一時は「消費の祭典」と呼ばれたダブル11だが、今では「信用できないセール」との声が広がっている。
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