トランプ大統領は1月2日、イラン情勢をめぐって強い警告を発した。トランプ氏は自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」に、「もしイラン当局が平和的な抗議者に発砲したり、暴力的に弾圧したりすれば、米国は介入する」と投稿した。
トランプ氏は、「イランがこれまでのように平和的な抗議者を殺害すれば、米国は救援に向かう。我々は完全に準備が整っており、いつでも行動できる」とつづった。ただ、トランプ氏は米国が具体的にどのような措置を取る可能性があるのかは不明だ。
ホワイトハウスも、メディアからのコメント要請に直ちには応じていない。
先週初めにも、トランプ氏はイランに対し、核兵器計画の再開につながるいかなる行動も中止するよう警告したばかりだった。
トランプ氏の発言は、イラン側の強い反発を招いている。イランの高官はXで、「もし米国がイランの内政に介入すれば、中東全体の安定を損なう」と反発し、さらに「中東に駐留する米軍を『合法的な攻撃対象』と見なす」とけん制した。
米国とイランの間で非難の応酬合戦が続く背景には、イラン国内で高まる不安定な情勢がある。昨年12月28日以降、首都テヘランで抗議活動が発生し、急速に全国へと拡大しており、暴力的な衝突へと発展している。
新たに公開された現地映像では、イラン西部ロレスターン州で車両が転覆し、街頭で火の手が上がる様子、そして抗議者が警察署の外でスローガンを叫ぶ場面が確認された。現場は一時、混乱状態に陥っていたことがうかがえる。
この危機に直面し、イランのペゼシュキアン大統領は比較的穏健な姿勢を示している。
ペゼシュキアン氏は、「政府は抗議者と対話する用意がある」と述べ、国民の訴えには「合理性がある」と認めた。そのうえで、現在の困難について「一部は政府にも責任がある」と率直に語っている。
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