ロシア 毛沢東・スターリンの通信公開へ 動機に注目集まる

2026/01/23
更新: 2026/01/23

ロシア政府はこのほど、中国共産党(中共)の元指導者・毛沢東と、旧ソ連の指導者スターリンとの間で交わされた通信文書を公開すると表明した。中国語圏のネット上では、この動きが中共に不利に働く可能性があるとの見方が広がっており、ロシアの狙いをめぐってさまざまな臆測が出ている。

現地時間1月19日、ロシア連邦公文書庁のアルチゾフ長官は、ロシア通信の取材に対し、スターリンと毛沢東の間で交わされた書簡を、年内に初めて公開する予定だと明らかにした。

アルチゾフ氏は、「現在、中国側の公文書当局と協力し、スターリンと毛沢東の通信集という重要なプロジェクトを進めている。今年中に文書をまとめて出版する計画で、多くは初公開となる」と述べた。

発言内容からは、今回の取り組みを通じて中共との協力関係を強調する狙いも読み取れるが、この発表は中国語圏のSNSで大きな反響を呼んでいる。

ネットユーザーの間では、中共は旧ソ連共産党の支援を受けて成立した組織であり、スターリン時代にはソ連を「祖国」と位置づけ、スターリンを「慈父」と呼んでいたとの認識を広く共有している。通信文書が選別されることなく公開されれば、中ソ両共産党の実際の関係が明らかになり、中共が「事実上の外国勢力」だったことが改めて浮き彫りになるのではないか、との見方も出ている。

現時点で、中共当局はこの発表について公式なコメントを出していない。

一方、ネット上では、ロシアが中共に対して圧力をかけているのではないかとの疑念も目立つ。
 

「十分に『親孝行』しなければ、過去を暴露されるという警告ではないか」「習近平に伝えろ。早く1兆ドルをプーチン大帝に送れという意味だ」
 

「これは中共に向けたメッセージだ。生き残りたければ、大金を払えという意味だ」「心配するな。どうせ本当に公開はされない。ロシアがまた中共にお金を要求しているだけだ。金払えば公開しない」といった書き込みが相次いでいる。

さらに、「ロシアが中共を切り捨て、西側に接近するつもりではないか」「ロシアがアメリカとの関係改善を図り、中共に寝返る可能性はあるのか」
 

「価値がなくなれば、同盟関係も終わる」など、ロシアの外交姿勢の変化を疑う声も出ている。