前軍人が張又侠拘束の内幕を暴露 軍首脳は支持表明を拒否 将校は相次ぎ辞職

2026/01/27
更新: 2026/01/27

中央軍事委員会副主席の張又侠と、中央軍事委員会委員の劉振立が突然調査を受け、各界に衝撃が走っている。
 

中央軍事委員会副主席の張又侠と、中央軍事委員会連合参謀部参謀長の劉振立が拘束された後、詳細情報が相次いで伝えられ、事態は現代版の宮廷劇の様相を呈している。事案発生後、中国共産党軍第31集団軍の退役将校は、軍は混乱状態にあり、中堅以上の将校が相次いで辞職や転業の申請を行い、各集団軍の司令官は習近平支持の表明を避けていると明らかにしている。近く重大な事態が起きる可能性があるという。

中国国防部は1月24日、張又侠と劉振立が「重大な規律・法令違反の疑い」で立件調査の対象になったと突然発表した。この情報は数日前から噂されていたものの、公式発表までの速さに世論は驚いた。

1月26日、ユーチューブ番組「真観点」の司会者・真飛氏は動画で、第31集団軍の元将校から、張又侠拘束の詳細や現在の軍の状況について話を聞いたと説明した。同集団軍は、苗華や何衛東が所属していた部隊で、この元将校は両氏と共に勤務した経験があるという。

番組が伝えた元将校の話によると、張又侠の拘束を知り、多くの将校が呆然とし、これほど容易に拘束されるとは想像していなかったという。現在、中堅以上の将校が一斉に辞職や転業を申請し、いつ自分に火の粉が降りかかるか分からない状況に、組織部門は対応に追われている。

さらに深刻なのは、習近平が各集団軍司令官に支持表明を求めたものの、司令官らが概して沈黙を保っている点だと元将校は述べた。軍では経歴や序列が重視され、張又侠は威信が高かったため、誰も率先して反対の立場に立ちたがらないという。

元将校は、軍は現在「消極的抵抗」の状態にあり、このまま進めば業務が回らず、事実上の抗議として動かなくなると指摘した。習近平は今後も人事を進める可能性があるが、新たな幹部が登用されても、誰も協力したがらないとの見方を示した。

張又侠拘束の過程について、元将校は、張又侠の警護部隊が武装警察部隊の精鋭である雪豹突撃隊で構成されていた可能性が高く、現場では武力衝突が起きたとみている。実際の拘束を行ったのは、王小洪が率いる公安部の部隊だったと分析した。

元将校は、公安部隊は都市部での迅速な対応に強みを持ち、中南海の警護部隊は暗殺防止や狙撃対策など特別な訓練を受けていると説明した。その上で、雪豹突撃隊が制圧されたことは軍内部に強い衝撃を与え、将来的な報復につながる可能性があると述べた。

張又侠拘束の背景については、二つの見方が広がっている。一つは、習近平が長期間にわたり拘束を計画し、好機を待って実行したという説。もう一つは、張又侠と劉振立が軍事行動を計画していたが、直前に密告され、習近平が反撃に出たという説だ。

元将校は前者の可能性が高いとし、習近平が王小洪らとともに警察部隊を秘密裏に訓練し、最終的に張又侠の警護部隊を制圧したとみている。また、劉源についても「高い確率で拘束されている」との見方を示し、軍内で威信のある人物が主導すれば、軍と公安部の大規模な衝突に発展する恐れがあると指摘した。

今後について元将校は、10日から半月以内に軍で重大な動きが起きる可能性があると述べた。軍の士気は低下し、全軍が沈黙という形で抗議しており、指示は下達されても現場では実行されていないという。各集団軍司令官が支持表明をしないこと自体が意思表示だとし、最終的に追い込まれるのは習近平自身になる可能性があるとの見方を示した。