世界脱党支援センター特別解説
この週末、北京から尋常ならざる公式発表が伝わった。これは中国共産党(中共)の権力の中枢を直撃する重い一撃である。
北京時間2026年1月24日午後3時過ぎ、中共当局は異例の速さで、中央軍事委員会第一副主席の張又侠と、同委員兼統合参謀部参謀長の劉振立が「重大な規律違反および法律違反の疑い」により立案・審査調査を受けていることを公式に発表した。
これは単なる「反腐敗通報」ではなく、軍権の急所を突く激震である。中共の統治の根幹は常に「銃口から政権が生まれる」という公式に基づいている。今日発せられた最も危険な信号は、その「銃口」自体が秩序を失い、軍に対する党の統制チェーンが断裂し、政権という精密な機械に構造的な破断が生じていることだ。
権力が恐怖のみによって維持されるとき、政権が最も恐れるのは自らの手にある銃が命令に従わなくなることである。現在、北京は世界に向けてその恐怖を露呈している。銃口の秩序が乱れ、統治の公式が失効し、機械が自己崩壊を始めたのである。
公式発表の前後に、海外メディアでは「全将校の帰宅禁止」「部隊の高度警戒態勢」「家族との連絡途絶」といった衝撃的な噂が飛び交った。これらは1989年の天安門事件前後の戦時体制を彷彿とさせる。これらの情報の真偽を個別に検証することは困難だが、急速に拡散している事実こそが、北京が国家というよりは黒社会(ギャング)に近い運営モードに入っているという政治的現実を物語っている。
別の説では、張又侠と劉振立が省部級の研討会を名目とした密室で暗殺、あるいは重傷を負い生死不明になったとも伝えられている。また、習近平派が事前に汚職の世論を形成し、週末に電撃発表することで軍に既成事実を突きつけたとの指摘もあり、蔡奇、王小洪、陳希らが主謀者と目されている。これは通常の規律捜査などではない。恐怖で相手を震え上がらせ、情報を遮断して反対の声を封じ込めることで権力を奪い取る、まさに軍事クーデターそのものである。
自由世界において権力の交代には法と透明性、国民の負託が必要だが、独裁体制の内部では『恐怖』と『口封じ』さえあれば事足りる。口封じが日常になれば、人々は恐怖で動かされるようになる。もはや政府は国民を守る存在ではなく、国民の自由を奪い、自分たちの延命のために国民を脅迫し続ける組織に変貌してしまうのだ。
1. これは「反腐敗」ではなく「軍権の正当性の書き換え」である
中共が上層部を拘束する際、軍隊を動員するような派手な演出は行わず、常に「罠」を用いる。核心人物であればあるほど、公然の対峙は連鎖反応を招くため不可能だ。唯一有効な方法は、相手が完全に油断している場で精密に拘束することである。
したがって、公式発表の速度とタイミングは、軍の内部で誰に付くべきか判断する時間も、外部がその不自然な手続きに疑問を差し挟む時間も一切与えないほど電撃的であった。 すべての人に『既成事実』を突きつけ、沈黙させる。このスピード感は、通常の捜査機関によるものではなく、政権を奪取するクーデター特有のスピードである。
これは一人の官僚のキャリアを断絶させただけでなく、中共が長年維持してきた「党と軍の接点」を破壊した。軍権が陰謀と奇襲によって書き換えられるとき、手続きは失効し、相互信頼はゼロになり、北京は「先に手を下した者が勝つ」という無秩序な時代に突入したのだ。
2. 軍事委員会の「空洞化」:中共にとって致命的な内部崩壊
中共の安定は、国民の承認ではなく軍の服従に基づいている。しかし、実務を担う軍のトップが根こそぎ排除され、文官と政治工作系統だけが空中に浮いた状態で命令を発する「空洞化」が起きれば、軍隊や戦区は一体誰に従うべきなのか。
「週末なのに全将校が帰宅を禁じられ、基地への待機を命じられた」といった噂がこれほど現実味を帯びて広まるのは、なぜか。それは人々が、今の北京が国家のルールではなく、闇組織(黒社会)のようなやり方で動いていることを肌で感じ取っているからだ。北京は軍内部での対抗や反乱、さらには内戦レベルのリスクを予見している。「反抗しなければ命はない」という心理が軍内に形成されれば、粛清はもはや一方向ではなくなり、局面は全面的な制御不能へと向かうだろう。これは「安定」ではなく、崩壊前夜の姿である。
3. 習近平の「権力奪還クーデター」
過去1年余り、習近平が体調不良により軍権と党政権力を失い、中共の「華国鋒の瞬間(形式的な地位のみ残る状態)」に入ったという情報が内部から流れていた。
報道によれば、2024年7月の三中全会中に習近平は脳卒中で倒れ、その隙に張又侠が長老たちの協力を得て軍権を掌握したとされる。三中全会で軍権を、四中全会で党権を失った習近平は、習近平は、次の指導者への平和的なバトンタッチを演出するための、「中身のないお飾り」のような存在に甘んじていた。
しかし習近平は華国鋒ではなかった。今回の政変は、習近平が党のコントロールを脱し、党内部で黙認されていた張又侠らの軍指導部を国防部を通じて直接排除したことを意味する。これは中共という統治システムが軍を制御できなくなった前例のない致命的な破壊であり、権力が中共という枠組みから「習近平一族」へと移ったことを示唆している。
4. 「紅二代共同統治」の終焉という政治的シグナル
張又侠の排除は、象徴的な意味を持っている。張は、紅二代(建国功労者の子弟)でありながら、軍の実権を握る最後の大物だったからだ。 これまで中共は、赤い家族であるエリート層が互いに利権を認め合い天下を共有し、一人がそれを代表する『集団指導』という非公式な合意の形で運営されてきた。
しかし、張の粛清によってその共同統治の構造は断絶した。 中共の権力は、エリート集団による支配から、個人やその一族がすべてを握る究極の独裁「極権」モードへと姿を変えたのである。 もはや血筋や過去のキャリアに価値はない。極限まで独裁が進んだ世界では、互いを牽制し合うルールは消え、ただ一人が銃口(軍権)を独占することだけが信奉されるようになる。
5. 中共という機構の構造的破断の加速
中国国民にとって最も暗いシナリオは、習近平が再び銃口を掌握し、この壊れた中共の機械を使い続けることだ。そうなれば国家はさらなる極左、鎖国、恐怖の総動員体制、すなわち「巨大な北朝鮮」へと突き進むだろう。
内部の正当性が崩壊し、経済が袋小路に入ったとき、独裁者が選ぶのは外部への危機醸成である。台湾海峡は最も危険な火薬庫となる恐れがある。外部との戦争は、内部の強権政治を正当化し、反抗の余地を封殺するための延長線として利用される。情報の封鎖が強まる中、「逃げられる者は今のうちに逃げるべきだ」という言葉は、もはや感情的なスローガンではなく、現実的な警告である。
6. 元老・紅二代の「保党論理」の破綻
この政変の悲劇は、「党の表面的な正当性を維持すれば、平和的な権力移譲が可能だ」と考えていた「保党派(党を守ろうとする勢力)」の結末にある。体制が暴力と嘘でしか維持できないほど腐敗しているとき、党を守ろうとすること自体が邪悪への献血となる。真実を隠蔽し、シンボルを守ろうとする努力は、結果としてクーデターの道具を敵に残すことになった。
北京の激震は、中共内部がもはやルールも最低限の手続きも機能せず、暗殺や罠による「黒社会政治」へと滑落したことを象徴している。「大局」を守ろうとした人々は、真っ先に踏みつぶされる石にすぎなかったのだ。
7. 『九評』に立ち返る:暴力と嘘は共産党の遺伝子である
この政変の本質を見抜くには、特定の個人や派閥の争いを超え、「共産党とは何か」という根源的な問いに戻る必要がある。
『九評共産党』が指摘するように、暴力とテロによって政権を奪取・維持することは、共産党の血に刻まれた第一の遺伝子である。暴力が露出するのを防ぐために「嘘」が潤滑剤として使われる。嘘がなければ暴力は剥き出しになり、恐怖は倍増する。共産党は立場や原則を頻繁に変えるが、それは真理のためではなく、常に生存と権力独占のためである。そして、何よりも邪悪なのは「党性が人性を圧倒する」という点だ。党の利益が最高基準となり、良知や親愛の情すら抹殺される。今回の政変は、この遺伝子が最高層で再び爆発したにすぎない。
8. 共産邪霊の報いと断末魔のあがき
『九評』は共産党を、国家と国民に寄生する「附体(憑依体)」として描いている。それ自体は何も生み出さず、ただ暴力と財産、言論の独占によって社会のあらゆる細胞を支配する。この邪霊が自らの崩壊を察知したとき、より狂気的に権力をかき集め、脅威を排除しようとするのは必然である。
ゆえに「党を守る」ことは不可能である。元老たちが守ろうとしているのは国家ではなく邪霊であり、エネルギーを与えれば与えるほど、それはあなたを食い尽くす。恐怖で築かれたものは恐怖に飲み込まれ、嘘で維持されたものは嘘に裏切られるのが宿命である。
9. 最後の道:中共の機械を打ち砕き、邪霊から脱却せよ
北京の政変は、残酷な現実を突きつけた。中共という列車はすでに脱線しており、破滅は時間の問題である。
今、根本的に必要な選択は、どの派閥が勝つかに賭けることではない。暴力で権力を奪い、嘘で命を繋ぎ、人性を消滅させるこの邪悪な構造――「中国共産党」から完全に決別することである。これに対するいかなる幻想も、次の災難へのエネルギー補給にすぎない。
来るべき巨大な危機の中で自らを救う道はただ一つ。中共を放棄し、その機械を打ち砕くことだ。歴史の転換点において、いち早くこの邪霊から脱却し、邪悪への加担を拒絶する者こそが、真の守護を得て、自分自身と家族、そして中華文明の再建への道を残すことができるのである。
ご利用上の不明点は ヘルプセンター にお問い合わせください。