英国で衝撃的なスキャンダル 駐米大使に中共浸透疑惑、首相に波及

2026/04/22
更新: 2026/04/22

近日、英政界で重大なスキャンダルが明るみに出た。前駐米大使マンデルソン氏が、メディアの報道により中国共産(中共)政界・財界と極めて密接な関係にあったうえ、中国資本によるイギリスの基幹産業への浸透を支援していたと報じられた。また、就任時に最高レベルの国家安全保障上の審査を通過していなかったにもかかわらず、スターマー首相が同氏を起用していた。このスキャンダルは、スターマー氏の地位を直撃している。

最新の情報によれば、イギリスの前駐米大使マンデルソンは2024年に任命される前、英政府の最高レベルの安全保障審査を通過していなかった。審査当局は彼と中共の政商ネットワークとの関係に強い懸念を抱いていた。

マンデルソン氏はコンサルティング会社「Global Counsel」を創設し、長年にわたり中国の政商と深い関係を築いてきた。さらに、習近平と会談したこともある。

調査によると、同氏の会社は、中資系の凱橋資本による英国の半導体企業イマジネーション・テクノロジーズへの浸透を手助けしたほか、中共軍の影響下にあるとされる薬明康徳への関与も指摘されている。これにより、同氏は商業利益のために国家安全保障を犠牲にしたのではないかとの疑念が生じている。

さらに物議を醸しているのは、安全審査を通過していなかったにもかかわらず、スターマー氏が2024年末にマンデルソン氏を駐米大使に任命した点である。

外部からは、英国政府が意図的に国家安全保障上のリスクを軽視したのではないかとの批判が上がっている。一方、スターマー氏は自身は事実を知らなかったと強調し、責任を外務省上層部に帰している。

今月16日には、英外務省の元高官ロビンス氏が急きょ解任された。ロビンス氏は4月21日、議会で証言し、首相官邸に矛先を向けた。「お伝えしたいのは、当時圧力があったにもかかわらず、外務省はすべての手続きを厳格に順守していたということだ。率直に言って、私の理解では、政府内部にはこうした手続きに従う必要はないと考える者もいた」と述べた。

ロビンス氏はまた、自身が2025年1月に就任した時点で、マンデルソン氏の任命はすでに完了していたと指摘した。

政治評論家のソダ氏は「一連の公聴会を通して受けた印象は、ロビンス氏はスターマー氏の誤った判断の責任を押しつけられたように見える」と語った。

「パーラメント・マガジン」誌のロジャース副編集長は「彼の証言は疑いなく衝撃的だ。その説明によれば、公務員を動員する、あるいはそうしようとするパターンが存在し、労働党関係者にポストを与える意図があったことが確認された」と述べた。

4月21日、イギリスの主要各紙がこの問題を一斉に一面で取り上げた。世論の圧力が強まる中、スターマー氏は議会で質疑に臨むことになる。