中国・重慶で、新車購入からわずか6日後の車のボンネットが走行中に吹き飛ぶトラブルが起きた。
修理業者は固定用ネジの締め忘れが原因との見方を示したが、販売店側は「異音で気付けたはず」として客側の責任を主張。対応をめぐり批判が広がっている。
問題の車は、中国の国有系自動車メーカー「中国第一汽車集団」のブランド「奔騰(BESTUNE)」が販売する小型電気自動車(EV)「奔騰小馬」だ。
中国メディア「荔枝新聞」が5月13日に公開した映像では、女性オーナーが外れたボンネットを抱えて道路を歩く様子が映っていた。車体を確認すると、本来取り付けられているはずの固定ネジが見当たらなかったという。
車のオーナーによると、車は4S店(正規販売店)で購入したばかりだった。ところが納車から6日後、走行中にボンネットが突然吹き飛んだ。
その後、修理業者が点検したところ、ボンネットの固定用ネジの締め忘れが原因と説明した。しかし、オーナーがその結果を販売店側に伝えると、返ってきたのは謝罪や交換提案ではなく、「ネジ2本を送るので保険で対応してほしい」という回答だった。
さらに販売店側は、「もしネジが付いていなければ走行中に異音や振動が出るはずだ」として、「納車後に発生した問題は客側の責任」と主張し、オーナーが求めた車両交換にも応じなかった。
この対応に、中国SNSでは批判が相次ぎ、関連トピックは検索ランキング上位に入った。
今回、多くの人が驚いたのは、新車のボンネットが飛んだことより、「気付かなかった客にも責任がある」と説明した販売店側の姿勢である。
中国では近年、自動車の品質トラブルが相次いでいる。しかし、消費者が見ているのはトラブルそのものだけではない。問題が起きたときに企業がどう向き合うのかも、信頼を左右する大きな要素とみている。
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