ホンダの中国販売が、2か月連続で前年同月比5割近く減少した。2026年4月と5月の販売台数はいずれも3万台を下回り、中国市場での苦戦が鮮明になっている。
中国メディア「21世紀経済報道」が6月5日に報じたところによると、ホンダ中国が同日発表した最新データでは、2026年5月の中国におけるホンダの販売台数は2万8279台で、前年同月比48.68%減だった。4月は2万2595台で、前年同月比48.28%減となった。
これにより、ホンダの中国販売は2か月連続で前年同月比5割近い減少となり、月間販売台数も2か月連続で3万台を下回った。
今年1〜5月の累計販売台数は17万3344台で、前年同期比32.47%減。
ホンダの中国合弁会社も厳しい状況に置かれている。広汽ホンダでは、広汽集団の決算によると、2025年の販売台数が35万1900台まで落ち込んだ。最新の生産・販売データでは、2026年1〜5月の累計販売台数は5万4219台で、前年同期比56.50%減。このうち5月の販売台数は9058台で、前年同月比32.45%減となった。
販売不振は、ホンダの中国生産体制にも影響を及ぼしている。日経アジアは2024年9月、ホンダと東風汽車集団の合弁会社である東風ホンダ汽車が、同年8月末から希望退職を募り始めたと報じた。対象は、主にガソリン車を生産する3工場の従業員である。
これに先立ち、広汽ホンダも希望退職を募っており、約1700人が退職に応じた。これは現地合弁会社の従業員全体の14%にあたる。さらにホンダは2024年7月、中国でガソリン車の年間生産能力を約29万台削減すると発表した。ホンダが中国で生産能力を縮小するのは初めてだ。
販売低迷はホンダだけではない。他の主要な日系ブランドも、中国市場で販売減に直面している。「21世紀経済報道」はこれまでに、2026年4月のトヨタの中国販売が前年同月比25%減の10万6500台だったと報じている。日産は3万2100台で、前年同月比30.8%減。ホンダを含む日本の自動車大手3社はいずれも、同月の中国販売が前年同月を下回った。
近年、中国の自動車市場では競争が激化し、価格競争も続いている。中国本土の新エネルギー車メーカーが低価格モデルを相次いで投入するなか、従来型のガソリン車や合弁ブランドは厳しい状況に置かれている。
日系メーカーはこれまで、ガソリン車やハイブリッド車、合弁による販売網を強みにしてきた。しかし、その優位性は中国本土の新エネルギー車ブランドによって揺らいでいる。
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