中国で再び大規模爆発 7人死亡 退役軍人による報復の疑い

2026/06/15
更新: 2026/06/15

中国で、再び社会への報復が疑われる暴力事件が発生した。今月11日、広西チワン族自治区桂林市興安県で大規模な爆発が起き、多数の建物が損壊し、少なくとも7人が死亡、数十人が重傷を負った。事情に詳しい関係者によると、容疑者は退役軍人の高齢男性で、ある不満から犯行に及んだという。

事件が発生したのは11日午前1時40分頃で、ネット上で拡散された映像によれば、現場では一時激しい火災が発生し、多くの住宅が吹き飛ばされ、窓ガラスも破壊された。地面には瓦礫や破片が散乱し、現場は惨憺たる状況であった。

中国メディアは、爆発の威力について「まるで竜巻が通過したかのようだった」と伝えている。

地元警察によると、この爆発で7人が死亡し、17人が重傷を負った。中共の官製メディアは30人以上の負傷者が病院へ搬送され、その中には重傷者や2歳の幼児も含まれていると伝えた。ただ、中共当局は従来から情報統制を行っていると指摘されており、実際の死傷者数は依然不明である。

警察は初期調査の結果、爆発の要因はガス管による事故ではないとの見方を示している。

事情に詳しい関係者によれば、容疑者は軍を退役した高齢男性で、「病が治る」と宣伝された茶葉を8万元で購入したものの効果がなく、その後に恨みを抱いた相手に向けて爆発物を投げ込んだという。

事情に詳しい関係者は「この人物は1953年生まれで、習近平と同じ年の高齢男性である。以前軍隊に所属し、工兵として勤務していたため爆薬に関する知識を持っていた。硝酸アンモニウムを購入し、他の材料を混ぜて爆発物を製造したという。病気治療をうたう茶葉を買ったが効果なく、販売業者も返金に応じなかった。本人も経済的に厳しく、最終的に極端な手段に走った」

地元住民らは、この件について公に語ることを恐れているという。現場には中共当局の高官や多数の武装警察が派遣され、現場一帯は厳重に規制された。しかし、住民の一人は「これほど大規模に破壊されたのだから、完全に隠し通すことはできない」と話している。

また、体制内部に情報源を持つとされる「衛方」さんは、最近、中国各地で突発的な襲撃事件が増加する傾向にあると明かした。

衛方さんによれば、「内部で把握している状況では、中国では毎日数百件の刃物による傷害事件が発生している。そのうち無差別襲撃など悪質な事案も毎日数十件に上るが、こうした実態はこれまで一度も公表されたことがない」という。