ホワイトハウスが新たに公開した国家安全保障局(NSA)の内部メールによると、2020年大統領選を前に、情報機関の幹部が「外国勢力による米大統領選への干渉」に関する重大情報を差し止め、隠蔽するよう命じ、当時のトランプ大統領にすら報告していなかった。今回機密解除された文書によると、NSAの現場アナリストは早くも2018年、中共など外国勢力が米大統領選への干渉を試みていたとする情報をまとめ、報告書の公表に向けて働きかけていた。
しかし2020年3月、当時NSA副長官だったバーンズ氏が最終的に報告書の公表を見送り、トランプ大統領や議会、一部の情報機関幹部には報告しなかった。
機密解除されたメールからは、当時の幹部が抱いていた懸念も明らかになった。バーンズ氏は、当時トランプ政権が情報機関に不信感を抱き、人員の見直しを進めていたと述べた。この敏感な時期に、1年以上遅れていた報告書を公表すれば、NSAに「政治的な意図がある」と批判され、「ディープステート」とのレッテルを貼られ、NSAの信用を損なう恐れがあるとしていた。
一方、こうした対応には現場の分析官から強い反発が出た。ある分析官はメールで、「発見した脅威をありのまま報告することすらできないのなら、私たちがここにいて選挙を守ることに何の意味があるのか」と憤りをあらわにした。
ホワイトハウスの政府透明性作業部会は、これは情報機関の政治化を示す決定的な証拠であり、隠されていた情報はこれだけではないと指摘している。
ホワイトハウス高官は英語大紀元などのメディアに対し、調査の結果、2019年から2022年にかけて、情報機関は米国の選挙システムに重大な脆弱性があることを示す多くの情報をすでに把握していたほか、「5つの外国勢力が米国の投票機をハッキングする能力を持っている」とする情報も得ていたが、こうした重要情報も長年にわたり隠されていたと述べた。
現在、ホワイトハウスの作業部会は、さらに多くの機密解除文書を精査しており、今後数週間以内に、選挙システムの脆弱性と情報隠蔽に関する一連の証拠関係を公表するとしている。
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