中国 民家を製造拠点に、ネット通販で全国へ

「SK-II」の偽物をつくる地下工場 中国で摘発

2026/10/06
更新: 2026/10/05

「SK-IIがこんなに安い?」

ネット通販で見つけた格安のブランド品には要注意だ。中国広東省で、「SK-II」など有名ブランドの偽スキンケア商品を民家で大量生産する地下工場が摘発された。

購入者からは、使用後の肌トラブルも報告されている。潜入取材などの調査報道にも力を入れる中国紙「新京報」が、その販売ルートを追った。

記者がネット通販で購入した疑わしい化粧品6点を検査したところ、いずれも偽物とみられる結果が出た。販売ルートをたどった記者は、広東省汕頭市の民家に偽化粧品の製造拠点があることを突き止めた。

そこでは「SK-II」など有名ブランドを装った商品が作られ、夜間に宅配便で発送されていた。現場には監視カメラや見張り役までおり、記者は尾行され、警察官を名乗る人物から脅される事態にもなった。

報道後、当局が捜索し、偽造に使う容器や箱など約2万8700点、化粧品の中身とみられるペースト340桶、製造設備18台を押収した。

怖いのは、こうした偽物が普通のネット通販を通じて消費者に届いていたことだ。

「中国の話だから、日本にいる自分には関係ない」と思うかもしれない。だが、ネットで国境を越えて商品が届く時代だ。

安すぎるブランド化粧品には、それなりの理由があるかもしれない。特に直接肌につけるものは、信頼できる店から購入したい。

李凌
中国出身で、日本に帰化したエポックタイムズ記者。中国関連報道を担当。大学で経済学を専攻し、中国社会・経済・人権問題を中心に取材・執筆を行う。真実と伝統を大切に、中国の真実の姿を、ありのままに、わかりやすく伝えます!