トランプ氏がマイク・タイソン氏とニューヨーク州知事選を後押し

2026/10/10
更新: 2026/10/10

大統領は政権の実績を強調し、中間選挙で共和党を支持するよう有権者に呼びかけた。

【ニューヨーク州シラキュース】トランプ大統領は、ニューヨーク州から出馬する共和党候補者を支援する集会を開き、全米遊説ツアーを続行した。

金曜日、オンセンター・ニコラス・J・ピロ・コンベンションセンターで数千人の支持者を前に演説したトランプ氏は、「これは、10年前に私が大統領になるためにワシントンD.C.へ行ったときに覚えている州の姿ではない」と語った。

大統領は、11月3日の中間選挙において、ニューヨーク州知事のキャシー・ホークル氏に挑む共和党のブルース・ブレイクマン氏を支持するよう有権者に促した。

トランプ氏はブレイクマン氏について「彼が触れるものはすべて金になる」と述べ、同氏が勝利してニューヨーク市の治安維持のためにホワイトハウスに支援を求めてきた場合、政権として援助する用意があると指摘した。

「犯罪多発都市から、犯罪がほとんど存在しない都市へと変わるだろう」

ブレイクマン氏は、全米平均より約70%高いニューヨーク州の高額なエネルギー価格に異議を唱え、この苦境の原因として優先順位の誤りを挙げた。

集会で同氏は「私が知事になればグリーンエネルギー詐欺は終わりだ」と述べ、続いてニューヨークを「サンクチュアリ・ステート(聖域州)」と位置づける現行政策を終了させると約束した。

「これはもはや単なる選挙運動ではない。子どもたちや孫たちのために、私たちの州を救う戦いだ」

ドナルド・トランプ大統領は、2026年10月9日、ニューヨーク州シラキュースのオンセンターで行われた選挙集会で、ニューヨーク州共和党知事候補のブルース・ブレイクマン氏とステージ上で握手を交わした(
Alex Wong/Getty Images)

共和党指導部はホークル氏の指導力を批判し、その政策を高増税かつ犯罪を助長するものだと評した。

共和党全国委員会(RNC)の報道官クリステン・チャンチ氏は、エポックタイムズへの電子メール声明で「ニューヨーク州民はうんざりしており、法執行機関と連携し、コストを削減し、常識を取り戻すことで全州民のために戦うトランプ大統領やブルース・ブレイクマンのような共和党員を熱烈に歓迎している」と述べた。

共和党はここ数十年、同州の知事ポストを獲得できておらず、最後に議席を確保したのは2002年のジョージ・パタキ氏の勝利に遡る。

法執行機関での訓練経験が30年以上あり、現在はマディソン郡の保安官を務める共和党の副知事候補トッド・フッド氏は、自身とブレイクマン氏が治安を最優先し、路上により多くの警察官を配置し、法執行を強化し、州のキャッシュレス保釈制度(保釈金なしでの釈放規定)を撤廃すると表明した。

フッド氏は「ブルース・ブレイクマンと私は、ニューヨークを全米で最も安全な州にする」と述べ、「来月、私たちはニューヨーク州を取り戻す」と続けた。

直近の世論調査では、ホークル氏が少なくとも10ポイントのリードを保っていることが示されている。

ブレイクマン氏への支持はニューヨーク州中部および北部でより強固である一方、都市部ではホークル氏が先行している。

民主党のジョン・マニオン下院議員(ニューヨーク州選出)に対抗して出馬している共和党の下院議員候補カイリー・ブラー氏は、演説で聴衆を沸かせた。

ブラー氏は「ここは、議席を奪還して下院を救うことができる国内でも数少ない選挙区の一つだ」と語った。

10月8日時点の世論調査データでは、マニオン氏が優位なリードを保っている。

特別ゲストのマイク・タイソン氏が党を支援するために登壇すると、聴衆は驚きの声を上げた。

タイソン氏は「私の大統領であるトランプ大統領とともにここにいられてただ嬉しい。ドナルド・トランプのような大統領がいなければ、私がここに立つことなど絶対にあり得なかった」と語った。

ドナルド・トランプ大統領は、2026年10月9日、ニューヨーク州シラキュースのオンセンターで行われた選挙集会で、元プロボクサーのマイク・タイソン氏(右)がステージ上で演説するのを聞いている(
Alex Wong/Getty Images)

数名の抗議者が集会を妨害したものの、全員が混乱もなく会場外へ連れ出された。

トランプ氏は「ご覧のとおり、彼らは全員金で雇われた抗議者だ。過激な極左のくずどもから金をもらっている」と述べた。

大統領がシラキュースに姿を現したのは、同じ建物で演説した2016年以来初めてとなる。

トランプ氏は、株式市場の史上最高値、国境警備の強化、減税、そして米国人の所得増加を挙げ、共和党の基本方針が国に利益をもたらしている証拠であるとした。

また演説の中でトランプ氏は、シラキュース近郊のクレイにあるマイクロン社の2500億ドル規模の半導体工場にも言及した。

大統領は、全米の党候補者を応援するため32日間の遊説ツアーを行っている。これまでにテキサス州、オクラホマ州、アラバマ州、ネブラスカ州で演説を行っており、今後はテネシー州、オハイオ州、アラスカ州など、まだ発表されていない多くの地域での遊説が予定されている。

トラビス・ギルモア(Travis Gillmore)は、大紀元時報(The Epoch Times)のホワイトハウス担当記者。以前はカリフォルニア州議会やギャビン・ニューサム知事の取材を担当した。