中国 社会報復を疑う声も

警察車両に執拗な体当たり 「操作ミス」発表に疑問=中国【動画あり】

2026/10/14
更新: 2026/10/14

一度ぶつかっても止まらない。バックして距離を取り、再び警察車両へ突進。警察官が車から降りて制止しようとしてもお構いなし。中国の交差点で、異様な光景が繰り広げられた。

10月12日夜、江西省宜春市で54歳の男が赤い小型電気自動車を運転し、警察車両に繰り返し衝突した。

現場には多くの市民が集まり、警察車両への激しい衝突を目の当たりにした。男性は何度も車の向きを変えて突っ込み、ついには前部のバンパーが脱落。それでも止まらず、最後はバックした際に後方の一般車両にぶつかって停止した。幸い、けが人はいなかった。

警察は翌13日、男性が購入したばかりの車の操作に慣れておらず、最初に一般車両と接触した後、逃走中に警察車両などにも衝突したと説明。男性は公共の安全を脅かした疑いで拘束された。

しかし、映像では男性が何度も車の向きを調整して警察車両に突っ込んでいるように見える。ネットでは、単なる操作ミスとは考えにくいとの声が相次いだ。

中国では今回だけでなく、警察車両への衝突事件が相次いでいる。8月には海南省儋州市でも男性が警察車両に何度も衝突し、7月には河南省鄭州市で男性が特殊警察の車両を石で破壊する事件が起きた。

一連の事件をめぐっては、社会への不満が爆発した「社会報復」ではないかとの見方もある。ただし、今回の男性がなぜ衝突を繰り返したのか、動機は明らかになっていない。警察は操作ミスと説明しているが、映像との食い違いに疑問が残っている。

 

(現場映像)

李凌
中国出身で、日本に帰化したエポックタイムズ記者。中国関連報道を担当。大学で経済学を専攻し、中国社会・経済・人権問題を中心に取材・執筆を行う。真実と伝統を大切に、中国の真実の姿を、ありのままに、わかりやすく伝えます!