景気が悪くなると、人は何から節約するのか。中国では今、秋のごちそうにもその答えが表れている。
中国で秋の高級食材として親しまれる「上海ガニ(大閘蟹)」が値崩れしている。今年の価格は前年同期より約2割下落。上海の市場では1匹10元(約200円)で売られるものもあり、養殖業者から悲鳴が上がっている。
背景にあるのは、消費の低迷とカニの品質低下だ。ある卸売業者は、販売量が以前の4分の1にも届かないと話す。
一方、稚ガニや餌の価格は上がり、養殖コストは2〜3割増加。餌代を節約した結果、カニが十分に育たず、品質が落ちてさらに安くしか売れない悪循環も起きている。
品質の良い高級ガニには値上がりしているものもあるが、一般的なカニの市場は厳しい。
かつては贈り物として喜ばれた上海ガニも、今では売るのに一苦労。中国の景気の冷え込みは、秋の食卓にも表れている。
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