中国 餌代高騰、売値は2割下落

高級ガニも売れない 不況で秋の味覚が値崩れ=中国

2026/10/17
更新: 2026/10/17

景気が悪くなると、人は何から節約するのか。中国では今、秋のごちそうにもその答えが表れている。

中国で秋の高級食材として親しまれる「上海ガニ(大閘蟹)」が値崩れしている。今年の価格は前年同期より約2割下落。上海の市場では1匹10元(約200円)で売られるものもあり、養殖業者から悲鳴が上がっている。

背景にあるのは、消費の低迷とカニの品質低下だ。ある卸売業者は、販売量が以前の4分の1にも届かないと話す。

一方、稚ガニや餌の価格は上がり、養殖コストは2〜3割増加。餌代を節約した結果、カニが十分に育たず、品質が落ちてさらに安くしか売れない悪循環も起きている。

品質の良い高級ガニには値上がりしているものもあるが、一般的なカニの市場は厳しい。

かつては贈り物として喜ばれた上海ガニも、今では売るのに一苦労。中国の景気の冷え込みは、秋の食卓にも表れている。

李凌
中国出身で、日本に帰化したエポックタイムズ記者。中国関連報道を担当。大学で経済学を専攻し、中国社会・経済・人権問題を中心に取材・執筆を行う。真実と伝統を大切に、中国の真実の姿を、ありのままに、わかりやすく伝えます!