中国のネット上で人気を集めているのが、若い女性たちが数人一組で歌やダンスを披露するライブ配信だ。
視聴者はお気に入りの女性に「投げ銭」と呼ばれる有料のプレゼントを贈り、その金額や数によって女性たちの成績や報酬が決まる。つまり、どれだけ客に気に入られ、お金を使ってもらえるかが勝負なのだ。
楽しそうに見えるこの仕事。しかし、その裏では投げ銭を稼ぐため、客との食事やデートまで求められる女性たちがいるという。
中国メディア「大河報」が10月16日、女性配信者らの証言をもとに、その裏側を報じた。
求人広告には「1日6時間の配信で月収1万元(約20万円)以上」。ところが、実際にはダンスの練習や化粧、営業活動などに追われ、配信が終わっても仕事は続く。
特に厳しいのが、投げ銭をしてくれる「太客」探しだ。
女性たちは他人の配信を見て、高額の投げ銭をする男性を探し、個別にメッセージを送るよう指示される。ノルマは1日20件から50件、100件と増え、達成できなければ報酬を減らされることもある。
さらに、一部の会社では、投げ銭をしてくれる太客との食事やデートまで求められるという。
場所はバーやカラオケ店など。食事や映画に付き合うこともあり、性的な関係を期待される場合もある。
ある女性は「これでは酒席で客を接待する仕事と何が違うのか」と不満を漏らした。
会社側からは「なぜほかの子は投げ銭をもらえるのに、あなたはもらえないのか」「客と会わないからだ」などと責められるという。
もちろん、すべての配信会社がこうした営業をしているわけではない。しかし、今回の取材では、女性たちの私生活にまで踏み込み、投げ銭を稼がせようとする一部業者の実態が浮かび上がった。
歌やダンスで稼げるはずが、いつの間にか客の機嫌を取り、食事やデートにまで付き合わされる。画面の中では笑顔を振りまく女性たち。その笑顔の裏に、どれほどの無理が強いられているのだろうか。
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