旧正月を前にした中国で、倒産や夜逃げが各地で相次いでいる。工場や会社の社長が突然姿を消し、店は一夜で空っぽになる。仕事の代金を受け取れない業者や、給料をもらえない労働者が取り残されている。
かつてにぎわった商店街では、シャッターを下ろす店が目立つ。スーパーや飲食店、自動車販売店まで次々に閉店し、街全体が冷え切った印象だ。
背景には、個人消費の落ち込みとネット通販の拡大がある。ゼロコロナ政策による外出制限をきっかけに買い物はオンライン中心となり、実店舗は客を失った。企業は人員削減や給料カットを進め、失業者は増え続けている。
近年は若者が結婚も出産もしなくなり、子ども向けの商売がいっそう厳しい。
旧正月前には賃金の支払いを求める動きが各地で高まっている。警察が出動する場面もあるが、給料は支払われないままのケースが多い。働いたのに賃金を受け取れず、旧正月に故郷へ帰るお金すらない人が増えている。
静まり返った街と帰れない人々の姿が、中国経済の厳しさを浮き彫りにしている。
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