トランプ氏「NATO大規模再編」を画策か

2026/04/01
更新: 2026/04/01

イランとの戦争に直面する中、北大西洋条約機構(NATO)の同盟国は冷淡な傍観姿勢を貫いている。トランプ米大統領は火曜日、特に英仏両国を名指しで批判した。また、スペインとイタリアも米軍機の領空通過や着陸を拒否している。ルビオ米国務長官は、戦後、トランプ政権はNATO同盟との関係を再評価すると警告した。この戦争は、第二次世界大戦後最大の軍事同盟の危機を、予期せぬ形で引き起こす可能性がある。

同盟国の非協力的な姿勢

トランプ大統領は火曜日の投稿で、イラン政権の壊滅問題において、同盟国であるイギリスとフランスが傍観していると名指しで非難した。

さらに、スペインは月曜日、イラン攻撃作戦に参加する米軍機に対して領空を閉鎖すると発表した。この動きは、米軍による共同軍事基地の使用を拒否したこれまでの決定よりも、さらに深刻な事態であると受け止められている。

また、情報筋によると、イタリアも中東へ向かう米軍機がシチリア島のシゴネラ空軍基地に着陸する要請を拒否した。スペインとイタリアはいずれもNATO加盟国である。

米軍基地の移転とNATOの危機

分析によれば、これらの欧州諸国が米軍機の進入を制限し続けるのであれば、トランプ大統領は軍事基地を欧州からモロッコへ移転させる可能性がある。

バルセロナ大学のマルティネス政治学教授は次のように述べている。「(米軍が欧州から基地を撤退させることは)NATOの終わりの始まりを意味する。もっとも、すでにその段階に達しているかどうかは不明だが」。

重要な局面でNATO同盟国が支援を提供しない消極的な姿勢に対し、ルビオ氏は先日、アルジャジーラのインタビューで「戦後、トランプ政権は同盟関係を再評価することになるだろう」と表明した。

揺らぐ集団防衛のコミットメント

ルビオ国務長官は、「私は一貫してNATOの確固たる支持者だ。支持する理由の一つは、基地の使用権が我々に影響力を与え、世界規模での柔軟性と作戦能力をもたらすと信じているからだ。しかし、もしNATOが『我々に(ロシアなどの)攻撃から欧州を守らせる』だけで、我々が必要な時に基地の使用を拒むのであれば、それは良い契約とは言えない。そのような関係に関与し続けるのは困難だ」と述べ、ヘグセス米国防長官も、NATOの集団防衛義務を履行するかどうかの明言を避け、すべてはトランプ大統領の判断次第であると強調した。

易靜