米イラン交渉決裂 トランプ大統領が語るイランへの次の行動

2026/04/13
更新: 2026/04/13

米国とイランがパキスタンで21時間に及ぶマラソン交渉を行った後、J・D・ヴァンス副大統領は4月12日、イランが米国の提示した最終かつ最善の方案を受け入れられず、合意に至らなかったと発表した。

トランプ大統領は同日、米国が今後イランに対しどのような行動を取るかを説明した。

トランプ氏は同日、自身のソーシャルメディアプラットフォーム「トゥルース・ソーシャル」に投稿し、米イラン会議は順調に進み、大部分の議題で一致に達したが、唯一本当に重要な議題である核兵器問題では一致できなかったとし、以下のように語った。

「本日より、米海軍、世界最精鋭の部隊がホルムズ海峡を出入りしようとするすべての船舶の封鎖を開始する」

「ある時点で我々は『すべての船舶が自由に出入りできる』状態を実現するが、イランは『あの辺りのどこかに機雷があり、それを知っているのは自分たちだけだ』という一言でこの目標の実現を阻んだ。これは世界に対する恐喝であり、各国指導者、とりわけ米国の指導者は、断じて恐喝に屈しない」

「私はまた、我々の海軍に対し、国際水域においてイランに『通行料』を支払ったすべての船舶を捜索・拿捕するよう指示した。不法な料金を支払った船舶は公海上で安全な航行権を得ることはない」

「我々はまた、イランが(ホルムズ)海峡に敷設した機雷の除去を開始する。我々または平和的な船舶に発砲するイランの人員は、地獄のような打撃を受けることになる」

「イランは、自国を深刻に破壊したこの危機をどう終結させるか、誰よりもよく分かっている。彼らの海軍はすでに存在せず、空軍も消滅し、防空・レーダーシステムは何の役にも立たず、ハメネイ及び大半の『指導者』はすでに死亡した。これらはすべて彼らの核の野心が原因だ」

「封鎖はまもなく開始される。他の国々も封鎖に参加する」

「我々はイランがこの不法な恐喝から利益を得ることを断じて許さない。彼らは金を求め、さらに重要なことに核兵器を求めている。加えて、適切な時機に、我々は『装填完了』(LOCKED AND LOADED=行動の準備が完全に整った状態)であり、我々の軍はイランに残存するすべてを徹底的に破壊する」

トランプ氏がホルムズ海峡の封鎖を宣言した後、イラン海軍のシャフラム・イラニ司令官は、トランプ氏の発言は笑止であるとの認識を示した。同司令官は、イラン海軍は同地域における米軍のすべての動向を引き続き監視すると述べた。

イランは核の野心を放棄しようとしない

対イラン行動を表明した後、トランプ大統領は別の投稿でパキスタンで行われた米イラン交渉について述べた。同氏は、ヴァンス副大統領ら米国チームからブリーフィングを受けたと語った。交渉は約20時間にわたり「合意に達した多くの内容について詳しく説明できるが、最も重要なことは一つだけだ。イランは核の野心を放棄しようとしないということだ」と述べた。

大統領はまた、「多くの面で、達成された合意は我々が軍事行動を終結まで継続するよりもさらに良いものであったが、核戦力がこうした感情的で扱いにくく予測不能な人間の手に渡ることを許すのと比べれば、他のすべての合意事項は重要ではなくなる」と述べた。

大統領によると、イランの交渉代表であるモハンマド=バーゲル・ガリバフ氏、アッバース・アラグチ氏、アリー・バゲリ氏の3氏は、核兵器というこの最重要問題において極めて頑固で妥協しなかったという。

「私がこれまで常に、最初から、さらには何年も前から強調してきた通り、イランが核兵器を保有することは断じて許されない」とトランプ氏は述べた。

イランはホルムズ海峡開放の約束を履行せず

トランプ氏は、イランはホルムズ海峡の開放を約束したが、それを承知しながら履行できなかったと述べた。これにより世界の多くの国と人々に不安、混乱、苦痛がもたらされたという。海軍の全戦力および大部分の「機雷敷設設備・要員」はすでに完全に破壊されたにもかかわらず、イランは依然として水域に機雷を敷設したと主張している。実際にそうした可能性はあるが、どの船舶の船主がそのリスクを冒そうとするだろうかと述べた。

大統領はさらに「彼らが約束した通り、直ちにこの国際航路の開放手続きを開始すべきである。彼らはあらゆる法律に違反している」と述べた。

上記の措置を公表する前に、トランプ大統領はまずトゥルース・ソーシャル上でニュースサイト「ジャスト・ザ・ニュース」の記事を転載していた。

同記事は、米イラン双方の交渉が決裂した場合、トランプ氏は海上封鎖の措置を取る可能性があると報じていた。

同記事は「イランが米国が4月11日に提示した最終合意案の受け入れを拒否した場合、トランプ氏は以前誓った通りテヘランを『爆撃して石器時代に逆戻りさせる』可能性がある」と伝えた。「あるいは、以前成功した封鎖戦略を再び採用し、すでに揺らいでいるイラン経済を締め上げ、中国とインドに対する外交圧力を強化して主要な石油供給源の一つを断たせる可能性もある」としている。

同記事は専門家の見解を引用し、トランプ氏にはイランのホルムズ海峡支配を突破する十分な能力があると伝えた。

レキシントン研究所の国家安全保障専門家レベッカ・グラント氏は「ジャスト・ザ・ニュース」の取材に対し、現在、米海軍はホルムズ海峡を通過する船舶を完全に管理し、どの船が通過でき、どの船が通過できないかを決定することが極めて容易にできると述べた。

グラント氏はまた、過去24時間に約10隻の船舶がこの海域を通過したと聞いていると述べた。そのうち1隻は船籍を変更したロシアのタンカーであった。中国やインドに向かった貨物船が数隻確認されたほか、帰航する船舶も見られたという。

イランが頑固に妥協しない場合、米海軍は強力な水上監視システムを構築し……海峡を出入りするすべての船舶を監視することが完全に可能であり、その場合、カーグ島やオマーン付近の狭い航路を迂回しようとするなら、まず米海軍に許可を求めなければならなくなる」と同氏は述べた。

張婷