4月14日夜、米中央軍の司令官であるブラッド・クーパー海軍大将は、米軍がイランと外部を結ぶ海上貿易を遮断し、イランの港湾と沿岸地域に対して全面的な封鎖を実施したと明らかにした。
クーパー氏はXに、「米軍は中東におけるアメリカの海上優位を維持するため、イランの港を全面的に封鎖した」と投稿した。
さらに、「推計では、イラン経済の90%は海上の国際貿易に依存している。封鎖の実施から36時間足らずで、米軍はイランと外界との海上貿易を完全に断ち切った」と説明した。
米軍は米東部時間13日午前10時から、イランの港に出入りするすべての船舶に対する封鎖を開始した。中東での軍事行動を担う中央軍は、今回の封鎖について「すべての国の船舶を区別なく対象とする」としており、対象にはペルシャ湾とオマーン湾に面するイランの港が含まれるとしている。
一方で中央軍は、ホルムズ海峡を通過し、イラン以外の港を往来する船舶の航行の自由は妨げないとしている。
この週末に行われたアメリカとイランの協議は決裂した。双方は核問題やホルムズ海峡の管理権を巡って対立しており、その後、トランプ大統領が中央軍にイラン港湾の封鎖を命じた。
14日早朝、中央軍は、封鎖開始後24時間以内にアメリカの封鎖線を突破した船舶は1隻もなく、商船6隻が米軍の指示に従って引き返し、オマーン湾側のイラン港に戻ったと発表した。
中央軍はXで「F35Bステルス戦闘機1機が、強襲揚陸艦『トリポリ』からの発進に備えている」と明らかにした。同艦はアラビア海で任務に就いているという。
さらに、「トリポリ」とその乗組員3500人、艦載の海兵隊員が、イランの港に出入りする船舶を封鎖する任務に当たっていると説明した。また、この封鎖はすべての国の船舶を等しく対象にしていると強調した。
米海軍のミサイル駆逐艦も、イラン港湾に対する封鎖作戦に参加している。一般的な駆逐艦には300人を超える訓練を受けた水兵が乗り組み、海上での攻撃や防御の任務に対応する。
船舶追跡データと海軍関係者の話によると、米海軍は現在、中東に少なくとも18隻の艦艇を展開している。
一方、アメリカとイランは今後2日以内にパキスタンで協議を再開する可能性がある。トランプ氏はABCニュースのカール記者に対し、「今後2日間は非常に興味深いものになると思う」と述べた。
またトランプ氏は、4月21日に終了する2週間の停戦合意を延長する必要はないとの考えも示した。
カール氏がXに投稿した内容によると、トランプ氏は「結果はどのような理由によっても左右され得るが、合意に達する方がよいと思う。そうなれば、イランは再建できるからだ」と述べた。さらに、「彼らは今、以前とは異なる政権になっている。いずれにしても、われわれはすでに過激派を排除した」と語ったという。
パキスタン、イラン、湾岸諸国の当局者も、米イランの交渉チームが今週後半にも再びパキスタンで協議する見通しだとしている。ただ、イランの当局者は、具体的な日程はまだ決まっていないとした。
ご利用上の不明点は ヘルプセンター にお問い合わせください。