南米コロンビアで6月21日、大統領選の決選投票が行われ、保守派の弁護士で政治的アウトサイダーとして知られるアベラルド・デラエスプリエジャ氏が、25万830票差で勝利を収めた。暫定集計によると、同氏は有効票の49.66%にあたる1295万9542票を獲得した。
国家選挙登録庁が開票率99.99%時点で発表した結果によると、デラエスプリエジャ氏は、退任を控える左派のグスタボ・ペトロ現大統領の盟友である左派上院議員イバン・セペダ・カストロ氏を破った。セペダ氏の得票は1270万8712票で、得票率は48.70%だった。
デラエスプリエジャ氏は、右派政治団体「祖国擁護者党(Defenders of the Fatherland)」を率い、麻薬密売に関与するゲリラ組織の影響力排除を主な公約に掲げて選挙戦を展開した。
一方、63歳のセペダ氏は、進歩主義・民主社会主義を掲げるコロンビア最大の左派政党「歴史的協定(Pacto Historico)」の候補として出馬した。ペトロ政権が進めてきたゲリラ組織との和平交渉路線の継続を訴えたが、これまで大きな成果は上がっていなかった。
セペダ氏は2010年に初当選して以来、16年間にわたり国会議員を務めている。下院議員を1期務めた後、上院議員に3期連続で選出された。
アメリカ国務省は声明で、ルビオ国務長官がデラエスプリエジャ次期大統領に電話し、勝利したことに対し祝意を伝えたことを明らかにした。
国務省のトミー・ピゴット報道官は、「今回の結果はコロンビア国民の意思と民主主義への献身を反映したものだ」と評価した。
その上で、「トランプ政権は次期政権と緊密に連携し、二国間および地域の安全保障協力の強化、不法移民の米国流入阻止、両国間の経済関係強化に取り組むことを期待している」と述べた。
今回の決選投票は、5月31日に実施した大統領選挙で、いずれの候補も当選に必要な過半数の得票を獲得できなかったことを受けて実施。当時、ペトロ大統領は不正の可能性を主張し、選挙結果に異議を唱えていた。
先月31日の第1回投票では、セペダ氏は得票率40.9%を獲得したものの、デラエスプリエジャ氏に67万3138票差をつけられていた。
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