ある映像には、文書第1弾で取り上げられた「腕の長さが交互に異なる八芒星(オクタグラム)」に似た、コントラストのある領域が写っている。
ペンタゴン(米国防総省)は7月10日、UFO文書の新たな第4弾を公開した。この中には、マンハッタン計画に携わった科学者らが参加した会議の議事録も含まれている。
政府が「未確認異常現象(UAP)」と呼ぶUFOに関する今回の情報公開には、19本の映像、14件の文書、4本の音声クリップ、3枚の画像を含む、計40件のファイルが含まれている。
一部が黒塗り解除されたファイルと歴史的文書が混在するこれらの資料は、CIA、FBI、ペンタゴン、NASA、エネルギー省を含む複数の機関から提供されている。
ペンタゴンのショーン・パーネル報道官による声明によると、ペンタゴンは、これがドナルド・トランプ大統領の大統領令に関連するUFO文書の最後の公開ではないと述べている。
高速で移動する「長方形」
ある報告では、5人の米軍関係者が2019年、米国東部の上空で奇妙な物体を目撃した。
陸軍と海軍で28年間にわたり任務(具体的内容は黒塗り)に従事してきたというある目撃者は次のように語っている。
「これまで見たことのないような飛行特性を持つ物体に気づいた。小さな物体が我々の下方におり、我々とは反対方向に高速で直線的に移動しているように見えた」
「私はそれを約10〜15秒間追跡した後、録画機を作動させ、添付の映像を撮影した。より高い解像度を得ようとズームインしたところ、物体の速度によってそれが私の“視野”から外れ、ズームを下げても再び捉えることができなかった」
このは、物体は「長方形に見えた」と述べ「同等かそれ以上の経験を持つ」他の者たちもそれを識別できなかったと述べた。
この20秒の映像では、物体が画面の左方向へ素早く移動し、その後ズームアウトして視界から消える。
ペンタゴンによると、この報告は「空域侵入報告書(レンジ・ファウラー・デブリーフ)」から得られたものだ。これは実際の軍事作戦または訓練の際、管理された空域への無許可の侵入をめぐる状況を記録するために米海軍が用いる標準化された報告書式である。
大西洋上空の気球か
別の空域侵入報告書は、2020年に大西洋上空で目撃された、目撃者が未確認の気球だった可能性を示唆する物体について記していた。
この報告書も大幅に黒塗りされており、物体が近づくにつれて風とともに移動したとし、どの方向に向かっているのか特定するのは困難だったが、おおむね南へ移動しており、操縦や方向転換はなかったと述べていた。
この目撃者は「物体自体はより暗い、栗色に近い色で、高さは約12〜15フィートだった。構造的には、大きな、やや変形した気球のように見えたが、我々は合流地点を通過する際にそれを確認することができなかった」と記している。
米軍の赤外線センサーによって撮影されたこの32秒の映像では、奇妙な物体がゆっくりと焦点を結んでいくが、その後、映像は突然途切れる。
マンハッタン計画の科学者たち
ペンタゴンのUFO文書第4弾に含まれる歴史的文書の一つは、1949年にニューメキシコ州ロスアラモスの、当時のロスアラモス科学研究所で開かれた会議の議事録である。
現在ロスアラモス国立研究所として知られるこの施設は、当時、マンハッタン計画に携わった多くの者を含む、第一線の科学者や物理学者を受け入れていた。
研究所付近で数か月にわたり未知の「緑色の火球」が目撃された後、米原子力委員会は、その起源を特定し現象を説明するためにこの会議を招集した。
会議の専門家らは「緑色の火球」を説明する合意に達することができず、ある仮説は、それらが「浅い」角度と高度で大気圏に突入する流星である可能性を示唆した。
当時、流星学を専門とする専門家で、主要な証人の一人であったリンカーン・ラパズは、物体の「観測の95パーセントが、ほぼ水平に近い経路を示している」と述べ、それらは「秒速3マイルから12マイルの間」で移動していたと推定した。
これは時速およそ1万800マイルから4万3200マイルに相当し、流星の速度の範囲内である。
しかし、物体の推定される光、速度、運動エネルギーに基づいて計算を行った後、エドワード・テラーは、それらが「物質的な物体」の特性を持たないのであれば、「電子現象かもしれない」と示唆した。
ラパズは「なぜ私が困惑しているのかお分かりでしょう、テラー博士」と答えた。
「私の知る限り、隕石の落下でこのようなものが観測されたことは一度もない」と同氏は付け加えた。
会議の終わりに、別の科学者は「不可解なのは、長い水平方向の経路だ。また、音がしないことも不可解だ」と述べた。
流星が大気圏を通過して落下する際、その高速によってソニックブーム(衝撃音)が生じ、そのほかにも音、時にはパチパチという音や「シューッ」という音が生じる。
中国近くの「六芒星(ヘキサグラム)」
12秒の赤外線センサー映像は昨年、米インド太平洋軍から得られたもので、画面中央にとどまり続ける「六芒星に似たコントラストの領域」を写している。
ペンタゴンによると、この映像は中国近くの黄海上空で撮影された。
このコントラストの領域は、2013年に米中央軍から提出され、5月初めに公開されたペンタゴンのUFO文書第1弾で取り上げられた「腕の長さが交互に異なる八芒星」に似ている。
2025年に撮影された別の映像は、今度は東シナ海上空のもので、5分近くにわたって空を横切って移動しているように見える物体を写している。
2024年に南シナ海上空で撮影された映像には、隊列を組んで空を横切って移動する複数の物体らしきものが写っていた。それらは時に、巨大で高速に移動する鳥の群れのような湾曲した線を描いて見える。
核施設近くへの侵入
エネルギー省は、2015年にテキサス州アマリロ近郊のパンテックス核兵器施設の上空でのUFO目撃を詳述したファイルを含めた。
2人の職員は、現地時間午前7時に、物体が時速およそ10〜15マイルで威嚇的でない様子で、北へ向かって飛行しているのを目撃したと報告した。
施設が封鎖される中、職員らは物体の追跡を続け、双眼鏡を通して、それが高さおよそ4フィート、底部の幅およそ2フィートに見えたと報告した。
「彼らは、物体が一切音を立てなかったことに言及した。さらに、(中尉と警備警察官は)双眼鏡を使って物体を評価する間、物体上にいかなる種類の推進システムも識別できなかったと述べた。1〜2分間それを見た後、物体はそのまま北へ、施設外へと進んでいった」と報告書は記している。
目撃者らは物体の色について見解が分かれ、黒く見えたと報告する者もいれば、「銀色、赤、青に見えた」と述べる者もいた。
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