中国では9月15日から、「国家安全」などを理由に出国制限を強化する新たな規定が施行される。
中国本土の主要空港などでは、すでに前倒しで試行が始まったとの情報もある。そんななか、今度は香港空港で、中国本土から米国へ向かう旅行者が、これまでなかった追加検査を受けたことが分かった。
上海から香港経由でロサンゼルスへ向かった男性が、家族4人で体験した様子を動画で公開した。
男性によると、乗り継ぎ手続きを済ませて搭乗口へ向かうと、米国便の乗客が列をつくり、一人ずつパスポートや搭乗券を確認されていた。
係員からは、香港へどこから来たのか、中国本土のどこにいたのか、本土にどのくらい滞在していたのかを聞かれた。さらに、荷物を目の届かない場所に置いたことがあるか、電子機器を修理に出したことがあるかなども質問されたという。
男性は、本土での滞在期間などは通常、米国到着後の入国審査で聞かれるような内容だとして、なぜ香港で、それも搭乗前に聞かれるのかと疑問を示した。以前にも香港経由で米国へ渡航しているが、こうした検査は初めてだったという。現場では、ほかの乗客からも「なぜ突然、検査が増えたのか」と戸惑う声が上がっていた。
本紙の取材に対し、7月下旬に香港からロサンゼルスへ渡航した香港住民の女性は、「搭乗口でこのような検査はなかった」と明かす。ただし、男性と女性では航空会社や便、渡航日が異なるため、中国本土から来た旅行者だけが対象なのかは分かっていない。
追加検査がいつ始まり、誰を対象としているのか、また9月15日に施行される中国の新たな出入国規制と関係があるのかは、現時点では明らかになっていない。
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