フランスは熱波に襲われ、オゾン濃度が増加傾向

2005/07/19
更新: 2005/07/19

【大紀元日本7月19日】中央社の報道によれば、フランス東南部のローヌ渓谷は、熱波に襲われ、熱波注意報が発令された。フランスの多くの地区では、日中35度を超え、平年の気温より5~10度が高い。また、高温の他、オゾン濃度の増加も危険を増している。フランスの気象庁はパリ地区、東南部のローヌ渓谷地区及び東部において、オゾン濃度が高い傾向にあると発表。衛生部は既に二千六百万ユーロの予算を捻出し、各地の老人ホームや介護施設の人員補充に当たる。

2003年の熱波による死者が一万人を超えたことに鑑み、フランスの各地医療施設の九割以上は冷房設備が整備されているという。フランス政府は今年、体力が衰えた老人の他に、街頭をさまよう浮浪者に対しても予防対策を強化する方針。7月13日、14日、既に二人の浮浪者が熱中症で死亡した。

関連特集: