東京:1千万人脱党者突破、声援キャンペーン、民衆・政界より強い関心

2006/05/02
更新: 2006/05/02

【大紀元日本5月2日】中国共産党(中共)からの脱党者1千万人を声援する「中共脱党者1千万人を応援し、反中共の迫害キャンペーン」の集会とパレードが4月23日に東京で行われ、脱党者声援とともに、中国の法輪功学習者の生体を中心に臓器を摘出・売買する組織犯罪を告発し、停止させるよう呼び掛けた。

このキャンペーンは、グローバル脱党サービスセンター日本支部、横浜中華街脱党センターおよび日本大紀元時報が主催。

集会には各界の有識者らと日本全国各地から200人あまりが、東京・池袋中央公園に集まり、中共脱党者1千万人突破を声援すると同時に、中共が生きている法輪功学習者より臓器摘出・売買することを即刻停止させるよう国際社会に呼び掛けた。東京都議員、日本在住の中国民主活動家、在日華人および市民らから強い関心が寄せられた。

古賀俊昭・都議員は挨拶で、1千万人が共産党を脱党したことに強い関心を示し、法輪功学習者の勇気および使命感を賞賛した。同議員は、アジア地区の自由および平和のために共に協力し前進したい考えを示した。

スピーチする東京都古賀俊昭議員(大紀元)

日本法輪大法学会の代表鶴園雅章氏は、脱党者が1千万人を突破したことに対して喜びを表したと同時に、中国大陸には多くの功学習者が危険にさらされているとし、横浜で行われている「人体不思議展」で展示されている人体標本の中に、法輪功学習者の遺体がある可能性を示唆した。同氏は、同展示および類似展示会を中止し、大陸で法輪功学習者に対する虐殺を直ちに止めるよう呼び掛けた。

日本法輪大法学会の代表鶴園雅章氏は会場で発言(大紀元)

「週刊日本新聞」編集主幹を務める「日本義塾」の塾長・太田龍氏は、大紀元が発行した「九評(共産党についての九つの論評)」を高く評価し、旧ソ連が崩壊した当時と同様に脱党者が数百万人も超えていることに鑑み、中国共産党の脱党者が1千万人を超えたことは、中共の崩壊に繋がる重要な要素であることを示した。また、法輪功学習者が迫害を受けていることおよび生きている学習者より臓器摘出している残酷な迫害事実に理解を示し、強い関心を持っているとし、一日も早く同暴行を制止するよう呼び掛けた。

「週刊日本新聞」編集主幹を務める」太田龍氏は、生きている法輪功学習者より臓器摘出を止めさせるよう呼び掛けた(大紀元)

日本大紀元記者・佐藤貢氏は、この数日前にホワイトハウスで行われた胡錦濤国家主席の歓迎式典で法輪功学習者であり、医師でもある王文怡記者が報道席から中国で行われている法輪功学習者の虐殺に抗議する事件に言及した。異例の事件にニュースは世界を駆け巡ったが、いずれの報道機関も王記者が抗議した背景である法輪功の迫害と生きたまま臓器を摘出され遺体は焼却されるという残虐な行為について沈黙している現状を憂慮し、この集会とパレードで一人一人が訴え、世論を形成しメディアを動かしていくしかないとした。蘇家屯強制収容所に始まる中国の臓器売買の実態を真っ先に報道した「大紀元時報」は今後も真相の報道を続けることで、中共の迫害事実と全容が次々と明らかになることを示唆した。

「日本大紀元時報」記者・佐藤貢氏が会場で発言(大紀元)

海外民主運動連合会議・アジア代表の相林氏も王文怡記者の勇気ある行動を賞賛した。中国民主党日本支部代表・唐山氏は、中国大陸の人権派弁護士・高智晟氏のハンスト運動を強く支援することを示した。また、同活動に参加できなかった元国会議員牧野聖修氏、中津川博郷氏、東京都議会政調会長で日本民主党柿澤未途氏、法輪功難民支援会の北井大輔氏よりの祝辞は会場で発表された。

数年前に、中共当局に1年と6ヶ月にわたる監禁および拷問を受けた被害者・金子容子氏も応援のため、会場まで駆けつけた。

脱党者1千万人突破応援パレード(大紀元)

脱党者1千万人突破応援パレード(大紀元)

集会会場(大紀元)

日本脱党サービスセンターの佐藤國男氏は祝辞を発表(大紀元)

中国民主党日本支部代表・唐山氏(大紀元)

海外民主運動連合会議・アジア代表の相林氏(大紀元)