総務省発表:日本の高齢者人口、世界トップ

2006/07/03
更新: 2006/07/03

【大紀元日本7月3日】総務省が6月30日に公表した2005年「国勢調査」によると、65歳以上の高齢者は、総人口の21%を占め、イタリアの20%を超え、世界トップとなった。また、若い世帯で結婚したくない者が年々増えているという。人口減少にある日本は、深刻な少子化、高齢化問題にさらに直面することになる。

同報告によると、15歳未満の青少年人口の低さも世界トップとなった日本は、20歳から64歳の各年齢層における未婚者が増加しているという。

政府は、近い将来に労働人口がさらに減少すると想定、年金を受給する厖大な人口を支えることが難しくなる事から、人口危機を避ける為、国民に対して少子化対策や子育て支援指針の打ち出しを急いでいる。

一方、高齢者人口の世界第2位はイタリアで、総人口の20%を占め、3位がドイツで、高齢者人口比率は18.8%。

高齢者人口の定義は、65歳以上が基準となっている。総務省はまた、日本全国の人口が減少する傾向にあることも示した。

報告によると、昨年14歳以下の人口比率は13.6%、人口数は1740万人で、史上最低記録を塗り変え、2000年に比べて1ポイント下がったという。

一方、イタリアでは、同年齢層の若者人口は総人口の14%で、ドイツは14.3%である。

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