中共に対抗、北京語堪能者スパイ育成=英国軍事情報署

2006/08/17
更新: 2006/08/17

【大紀元日本8月17日】北京「環球時報」はこのほど、英国メディアの報道を引用し、中共が中東およびアフリカ地区における勢力拡大に対抗するために、英国情報機関は中国語(北京語)堪能者を諜報員として募集していると報じた。

報道によると、イギリス情報局秘密情報部(MI6)のウェブサイトで、北京語のできる人員募集の広告が出ているという。同時に、英当局は英国の大学学生課に対して、中国語を習う学生の募集に注力するよう求めたという。

報道によると、英議会議員が8月12日に発表した報告書からでも、MI6の意図を察知することができるという。同報告は、北京側が資源を求めるために、英国を含む西側諸国と中共が冷戦状態の衝突発展になりかねないと懸念した。

英下院外交事務委員会は政府に対して、中共・ロシアが「民主反対の独裁集団」と同盟を結ぶ危険性に関心を寄せ、監督するよう求めた。これらの独裁集団は、西側諸国と利益における衝突の発生が高いとみられる。

また、英議会議員は、中共、ロシア、カザフスタン、キルギスタン、タジキスタンおよびウズベキスタンの6ヶ国からなる「上海協力機構(SCO)」に対して、北京当局は同機構を西側諸国に対抗するまで発展させる可能性が高いと懸念している。

報告書によると、中国は発展に伴い、アジアおよびアフリカの石油等の資源を守るようになった。少し前に、カザフから中共に対して石油の輸送が始まったと指摘した。

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