THE EPOCH TIMES

小学校教科書からみる、イスラム国と中国共産党の共通点とは?

2017年06月07日 22時00分

 イスラム国占領地域の小学校教科書が公開された。銃や戦車、ナイフ、兵士などが頻出する算数の教科書は小学生向けと言うより、兵士育成用だ。潜在的に子供に暴力を刷り込ませるこの教科書に、イスラム国と中国共産党の共通点が隠されている。

イスラム国が占拠する地区で配布されている小学生向けの教科書。銃、戦車、兵士、ナイフといった武力に関するものが頻出する(Daily Telegraphスクリーンショット)

暴力を刷り込む教育

 英紙デイリー・テレグラフによると、イスラム国は授業の中で、爆弾の製造方法や銃器の使用方法を教えている。未来の戦士を育てるため、暴力を肯定する教育を受けさせている。英国の新保守主義シンクタンク「ヘンリー・ジャクソン協会(HJS)」上級研究員のニキータ・マリク氏によると、イスラム国の子供に対する教育は、3段階に分けられる。最初は子供を暴力に慣れさせ、次に処刑や斬首の場面を見せる。最後に軍事訓練を施すという。

 イスラム国のように闘争精神を植え付け、暴力的な人物を育てる方法は、中国共産党の教育にも共通する。

 共産党政権の中国では、小学校低学年から「革命教育」を施す。具体的には、党の下位組織「少年先鋒隊」に強制加入させて、革命事業に奮闘するよう誓わせる。国語の教科書では「革命先人」の物語や抗日戦争を題材にする。

 高校生を軍事訓練に参加させたり、大学生を党幹部育成学校へ見学させたりする。「革命の根拠地」を参観させることで共産党のイデオロギーを徹底的にすり込む。こうして「革命闘士」に仕上げていく。

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2016年11月、貴州省遵義市にある「楊得志紅軍小学校」の教室で、共産党のプロパガンダが書かれた黒板の前に立つ生徒たち。左側に「紅色(極左革命)の風が吹く」、その右上には共産党に献身したとして有名な人物・雷峰氏の精神について書かれている(FRED DUFOUR/AFP/Getty Images)
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