[ソウル 1日 ロイター] – 韓国国防省は、同国と北朝鮮の部隊が1日、軍事境界線周辺で地雷の一部除去を開始したことを明らかにした。除去計画の詳細は9月に平壌で開催された南北首脳会談で合意に達したもので、両国の緊張関係の緩和と信頼構築の一環だという。
同省は声明で、いわゆる共同警備区域(JSA)に設置されている地雷を両国が20日以内にすべて除去することで合意したと説明した。
北朝鮮側が除去を始めたかどうかは現時点で確認されていない。
この合意には、JSAからの監視所や武器の撤去も含まれている。
地雷除去の専門家によると、南側の非武装地帯(DMZ)や民間人出入統制区域を含む国境地帯には、100万個以上の地雷が設置されているという。