来年度米国防予算、トランプ氏が7500億ドルへの増額を支持

2018/12/10
更新: 2018/12/10

[ワシントン 9日 ロイター] – 米高官が9日に明らかにしたところによると、トランプ大統領は2020年会計年度(19年10月━20年9月)の国防予算として、19年度から増額となる7500億ドルを議会に要請する計画を支持している。

米財政赤字が6年ぶり高水準となる中、トランプ氏は今年に入り、歳出を5%削減した予算案を提出するよう各省に指示したが、国防予算は削減対象とならないことを示唆していた。

国防省は20年度の国防予算を7330億ドル程度要請すると見込まれていたが、高官が言及した数字はそれ以上で、トランプ氏が10月に述べた7000億ドルも大きく上回る。

米高官によると、マティス国防長官は最近、トランプ氏と国防予算について議論し、前年度と同水準にする場合のリスクを説明した。その際、トランプ氏は明らかに、現在進めている米軍再建を加速させたい考えだったという。

トランプ氏は今年8月、総額7160億ドルの19会計年度の国防予算の大枠を決める国防権限法に署名し、同法が成立した。

ホワイトハウスからのコメントは得られていない。

Reuters
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