米大統領「予算に国境警備費含む必要」、政府機関閉鎖リスク高まる

2018/12/21
更新: 2018/12/21

[ワシントン 20日 ロイター] – トランプ米大統領は20日、21日深夜の期限までに議会で承認されるいかなる予算にも国境警備のための財源が含まれている必要があるとの見解を示した。トランプ氏がメキシコとの国境の壁建設費用を要求する姿勢を改めて鮮明にしたことで、政府機関閉鎖のリスクが高まっている。

トランプ氏は議会共和党指導部に対し、国境警備の財源が十分含まれていないとして、上院が可決したつなぎ予算案に署名しない方針を伝えた。下院共和党はこれを受け、法案の修正を目指している。

トランプ大統領はホワイトハウスで「自分自身の見解は極めて明確に示している。政府予算には国境警備(の財源)が含まれている必要がある」と述べた。

トランプ氏は不法移民や麻薬の流入を防ぐためには国境の壁の建設が必要だとして、50億ドルの壁建設費用を要求しているが、民主党はこれに反対。効果のない対策であり、無駄な支出になるとの立場だ。

上院は前日、連邦政府機関の一部閉鎖を回避するため、来年2月8日までの支出を手当てするつなぎ予算案を可決した。ただ同予算案にはトランプ大統領が要求するメキシコ国境の壁建設費用は含まれていない。[nL3N1YP1Q8]

下院議事運営委員会のピート・セッションズ委員長は記者団に対し、同委員会が20日中に会合を開き、上院の法案に50億ドルの予算を加える方法を協議する予定であることを明らかにした。

下院が修正案を可決できなかった場合、トランプ氏が予算法案に署名するかどうかは分からないという。

22日から政府機関が一部閉鎖された場合、民主党が下院で過半数を占めることになる来年の新議会までこの状態が続く可能性がある。そうなれば、民主党は予算法案を可決するのに十分な票を獲得して共和党が多数派の上院に送り、トランプ氏に判断が委ねられることになる。

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Reuters