チリのスラム街、2011年以来ほぼ倍増 移民流入と家賃上昇で

2018/12/27
更新: 2018/12/27

[サンティアゴ 26日 ロイター] – 中南米で最も繁栄している安定経済の1つであるチリで、2011年以来スラム街の数がほぼ倍増している。政府が26日に明らかにした。

大量の移民流入で、低所得者向け住宅の不足と家賃上昇に直面する例が増加しているという。

チリ住宅都市計画省は、水や汚水処理、電気など基本サービスへのアクセスがほぼ確保できていないスラム街822箇所を特定していると説明。これは2011年から78%増となる。

スラム街に存在する住宅は4万6423戸、このうち飲料水が確保できているのはわずか10%という。

チリなど、中南米で相対的に富裕な国は、ハイチやベネズエラなど地域の貧困国から押し寄せる移民の受け皿となっており、社会サービスの需要が高まっている。

政府はスラム街増加の原因として、北部の大量移民流入地域における住宅コスト上昇を挙げた。この地域には世界有数の銅鉱山が多数存在し、近年比較的繁栄している鉱山での住宅需要がコスト上昇を招いている。

Reuters
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