新日鉄住金の韓国資産差し押さえ、原告側が申し立て

2019/01/03
更新: 2019/01/03

[ソウル 2日 ロイター] – 韓国最高裁が元徴用工への賠償を命じた問題で、原告側が新日鉄住金<5401.T>の韓国での資産差し押さえを申し立てた。

裁判所が申し立てを認めれば、日韓関係が一段と悪化するおそれがある。

弁護士が2日明らかにした。12月31日に大邱地裁に、韓国の鉄鋼大手ポスコ<005490.KS>との合弁への新日鉄住金の出資分の差し押さえを申し立てたという。申請規模は明らかにしていない。

朝鮮日報の報道によると、 新日鉄住金は合弁に30%出資しており110億ウォン(983万ドル)相当となるという。

中央日報はこれとは別に、同様の訴訟で賠償支払いが命じられた三菱重工業<7011.T>に対し、原告側が韓国での特許権などの資産差し押さえを検討していると報じた。

*情報を追加しました。

Reuters
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