熊本県で震度6弱、官房長官「人的被害は確認されていない」

2019/01/04
更新: 2019/01/04

[東京 3日 ロイター] – 3日午後6時10分ごろ、熊本県熊本地方を震源とする地震があった。気象庁によると、震源の深さは約10キロ、地震の規模はマグニチュード5.0、最大震度は6弱。地震による津波の心配はないという。

震度6弱を記録したのは熊本県和水町。また、福岡県筑後地方でも震度4を観測したほか、九州、中国、四国地方で震度3から震度1の揺れを記録した。

午後8時過ぎから会見した菅義偉官房長官は、人的被害は確認されていないと述べた。また、九州電力<9508.T>の玄海原発、川内原発に異常はないと語った。

九州新幹線について菅官房長官は、点検のため博多─熊本間で運転を休止しており、在来線の特急で代替運行する予定であるとし、熊本─鹿児島中央間では運転再開の準備をしていると説明した。

さらに高速道路の九州道の一部で通行止めになっていると述べたほか、一時、閉鎖されていた熊本空港の滑走路は、運用が再開されたと指摘した。

3日夕の1回目の会見で菅官房長官は、安倍晋三首相から早急な被害状況の把握、被災者の救命救助に全力を挙げるよう指示があったと述べた。

*内容を追加しました。

Reuters
関連特集: 国際