米の中東和平計画、ヨルダン川西岸の大半をパレスチナ国家に=TV

2019/01/17
更新: 2019/01/17

[エルサレム 16日 ロイター] – イスラエルのテレビ局によると、トランプ米大統領の中東和平計画には、ヨルダン川西岸の最大90%をパレスチナ国家とする案が盛り込まれている。

首都は東エルサレムとするが、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の聖地がある旧市街はイスラエルの主権下に置き、パレスチナとヨルダンの共同管理とする計画。

東エルサレムの「最もアラブ色の濃い地域」が将来の首都としてパレスチナの主権下に置かれるという。

イスラエルとパレスチナの領土交換も計画されている。

ヨルダン川西岸のユダヤ人入植地の集合体はイスラエルが併合することになるが、孤立した入植地は住民に立ち退きを促すか、建設の停止を求めるという。

イスラエルのテレビ局Reshet 13が、米国側から説明を受けた関係筋の話として報じた。

トランプ氏の中東和平計画は詳細が明らかにされておらず、公表は数カ月先になる可能性がある。

ホワイトハウスは今回の報道について、不正確な憶測だとして否定している。

イスラエルは東西エルサレムが「不可分の永遠の首都」だと主張。パレスチナ自治政府は、東エルサレムを首都とする国家樹立を目指している。

イスラエル、パレスチナ当局者のコメントは取れていない。

Reuters
関連特集: 国際