米国を目指す新たな移民集団、中米から約1000人がメキシコ入国

2019/01/18
更新: 2019/01/18

[テクンウマン(グアテマラ) 17日 ロイター] – 新たに結成された米国を目指す移民集団「キャラバン」およそ1000人が17日、メキシコ南部に入った。新たな移民集団は数日前に中米各地を出発、メキシコ移民局によると、ホンジュラス、エルサルバドル、グアテマラ、ニカラグアの969人がシウダードイダルゴに到着した。

米国への移民を巡っては、トランプ米大統領が流入阻止のためメキシコとの国境での壁建設を主張し、メキシコとの関係が悪化している。

メキシコのロペスオブラドール大統領は、移民に職を見つけることで米国への移民流入を抑制するという「人道的な」手法を採用。移民を抑制する見返りに、トランプ政権に域内の経済発展支援を求めている。

メキシコ移民局の担当者によると、要件を満たした移民らには人道ビザを発給、メキシコでの就労や米国との国境への移動が可能になる。

担当者によると、グアテマラのメキシコ国境の町、テクンウマンではまだ、約700人がメキシコ入国を待っているという。

Reuters
関連特集: 国際