中国、ノルウェーのハイテク企業に不正侵入か スパイ活動の一環とも

2019/02/07
更新: 2019/02/07

[ロンドン 6日 ロイター] – 米情報分析会社のレコーデッド・フューチャーは、中国の情報機関とつながりのあるハッカー集団がノルウェーのソフトウェア会社、ビスマ[HGCAPV.UL]の顧客に関する個人情報を窃取するため同社にハッキング(不正侵入)したと明らかにした。

このハッキングは中国発とみられる「クラウドホッパー」と呼ばれるもの。ビスマはハイテク企業を狙い撃ちした世界的なサイバースパイ活動について業界内での認知度を高めるため、ハッキング被害の公表に踏み切ったという。

中国国家安全省は連絡先を公表していない。同外務省からのコメントは得られていない。中国政府は一貫してサイバースパイ活動への関与を否定している。

クラウドホッパーを巡っては、昨年12月にも米ヒューレット・パッカード・エンタープライズ(HPE)<HPE.N>やIBM<IBM.N>が被害に遭ったとみられている。

Reuters
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