トランプ氏「北朝鮮に金銭払わず」、解放後に死亡の米学生巡り

2019/04/27
更新: 2019/04/27

[ワシントン 26日 ロイター] – トランプ米大統領は26日、北朝鮮に拘束され2017年の解放直後に死亡した米大学生オットー・ワームビア氏に関し、北朝鮮に金銭の支払いは行っていないと明言した。

これに先立ち、ワシントン・ポスト紙は25日、ワームビア氏の治療費として北朝鮮側が請求した200万ドルの支払いをトランプ氏が承認したと報じていた。[nL3N2280LS]

トランプ氏はツイッターで「北朝鮮にはワームビア氏のために一銭も支払っていない。200万ドルなどとんでもない」と投稿。その後記者団に対し「私はいかなる人質にも金銭を払ったことはない」と述べた。ワームビア氏のケースは「非常にまれ」だとも指摘した。

ポスト紙によると、北朝鮮による請求書は17年に訪朝した米国務省のユン北朝鮮担当特別代表(当時)に手渡され、ユン氏は支払い同意書に署名。請求書はその後、米財務省に送られたが、同年には支払われなかったという。これについて、国務省、財務省からのコメントは得られていない。

*内容を追加します。

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Reuters
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