メキシコ、人身売買関与の疑いで26人の口座凍結 移民規制強化

2019/06/07
更新: 2019/06/07

[メキシコ市 6日 ロイター] – メキシコ財務公債省は6日、人身売買に関与した疑いのある26人の銀行口座を凍結した。トランプ米大統領から強い圧力を受ける中、移民規制を強化している。

同省の金融情報機は、声明で「人身売買とキャラバン(移民集団)の違法な援助への関連が疑われる」口座を凍結したとしている。

トランプ大統領は先週、メキシコ国境からの不法移民流入に同国が十分に対応していないとし、6月10日以降メキシコからの輸入品すべてに5%の関税を課し、移民の流入が止まるまで関税率を段階的に引き上げると表明した。[nL4N236563]

メキシコは関税発動を阻止するため、米政府高官と協議を行っている。

同省は、2018年10月以降「キャラバン」の移動ルートに沿って人々の金融取引を調査してきたとし、「キャラバンの移動中に、チアパスとケレタロからさまざまな国に不審な取引を行った集団が特定された」と説明した。

Reuters
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