トランプ米政権、医療保険改革案の公表検討 9月にも=WSJ

2019/08/06
更新: 2019/08/06

[ワシントン 3日 ロイター] – トランプ米政権は、2020年大統領選に向けた選挙戦の一環として早ければ9月にも医療保険改革案を公表することを検討している。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が3日、関係筋の話として報じた。

報道によると、トランプ政権の計画はオバマ前大統領が導入した医療保険制度改革法(オバマケア)に代わる内容で、既往症のカバーや多様な保険の選択肢が盛り込まれる可能性がある。

トランプ大統領は計画をまだ承認しておらず、内容や公表時期について引き続き議論が行われているという。

世論調査によると、医療保険は2020年大統領選に向けて有権者が重要視する問題の1つとなっている。

ホワイトハウスは計画の公表時期について現時点でコメント要請に応じていない。

トランプ大統領は6日、フロリダ州の高齢者向け居住施設でメディケア(高齢者向け公的医療保険)の改善について演説する見通しだ。

ホワイトハウス当局者は、トランプ氏が滞在中にメディケアに関連した大統領令に署名する見込みだと明らかにした。詳細に関してはコメントを控えた。

ロイターは先月、メディケアや他の公的プログラム向けに販売される処方薬の価格引き下げに向けた大統領令をトランプ氏が検討していると報じた。

Reuters
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