ロシア爆発事故、極超音速巡航ミサイル関連の可能性=米政府高官

2019/08/14
更新: 2019/08/14

[ロンドン 13日 ロイター] – 米トランプ政権高官は13日、ロシア北部アルハンゲリスク州の軍実験施設で8日に起きた爆発について、ロシア政府が進める極超音速巡航ミサイル(HCM)プログラムに関連したものだったと米国はみていると述べた。

国営原子力企業ロスアトムは、事故がロケット実験の際に発生したと説明。死亡した5人の研究員は閉鎖都市のサロフに12日、埋葬された。

米政府高官は匿名を条件に、現時点で事故が核爆発だったと判断するには至っていないとしながらも、放射性物質が関連していたと認識していると説明。発射に失敗したのかは現時点では不明としながらも、今回の爆発でロシアが進めるプログラムは大幅に遅延する可能性があるとの見方を示した。

その上で、ロシアが極超音速巡航ミサイルを開発を試みていることで、新戦略兵器削減条約(新START)の期限を5年間延長すべきか疑問が出ていると述べた。新STARTは2021年初旬に期限が切れる。

Reuters
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