大紀元時報

EU、英国との緊密な関係維持の意向 新協定草案で判明

2020年03月14日 11時41分

[ブリュッセル 13日 ロイター] - 欧州連合(EU)が貿易と安全保障で英国と緊密な関係を維持する将来像を描いていることが、EU執行機関の欧州委員会がまとめた英国との将来の関係を規定する草案から分かった。一方、英国はより自由な関係を求めている。

英国が1月にEUを離脱した後、双方はこれまでの取り決めが有効である年末までの移行期間後に向けた新協定を協議している。18日から第2回会合が開かれる。

ロイターが確認した草案は「平等な条件」を巡る条項に言及。規制をそろえることで公正な競争を確保する狙いだが、英国はこれに反対している。441ページある草案では「英EUは当事者間の平等な条件を確保することが貿易と投資にとって不可欠であることを認識する」としている。

英EUは漁業の取り決めでも意見が相違。EUは草案で海域への相互アクセスを提示しており、毎年12月10日までに翌年の漁業の取り決めを交渉するとしている。

貿易で混乱が生じた場合は、EUは英国に通知した15日後に保護対策を導入することができるとした。

EUは「外交や安全保障、防衛」についての新たな関係についても17ページの提案書を用意した。ただ「英国がこうした交渉に関わりたくないことを明確にしている」ことは認めた。

EUは21年以降も英国と緊密な関係を保ちたい意向だが、ジョンソン英首相はEUと新協定で合意できなければ、関税や輸入割り当てを設けている世界貿易機関(WTO)のルールに基づく用意ができていると主張している。

ジョンソン首相は、英国が欧州司法裁判所の管轄権から離れることを求めている。EUの草案は、英国との紛争を解決する仲裁委員会を設けるとした上で、委員会は欧州司法裁判所によるEU法に基づくことを定めている。

英国は第2回会合前に独自の草案を提示すると予定。同会合を巡っては、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)化を受け、対面での協議が中止された。ジョンソン氏の報道官は「ビデオ会議など、代替案を模索している」と話した。

 

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