大紀元時報

<中共ウイルス>台湾高官がWHOへの電子メールを公開、「12月末に人から人への感染を警告した」

2020年04月13日 20時52分
台湾中央感染症指揮センターの陳時中指揮官(陳柏州/大紀元)
台湾中央感染症指揮センターの陳時中指揮官(陳柏州/大紀元)

世界保健機関(WHO)はこのほど、中共ウイルス(新型コロナウイルス)の人から人への感染をめぐって、台湾政府は警告しなかったと主張した。これを受けて、台湾の中央感染症指揮センターの陳時中指揮官は4月11日の記者会見で、昨年12月末、WHOに送った電子メールの内容を公開し、台湾政府は当時から中共ウイルスの人から人への感染に警鐘を鳴らしたと強調した。

WHOのテドロス事務局長は4月8日、スイス・ジュネーブの本部で開かれた会見で、記者団から、トランプ米大統領が「WHOが中国寄りだ」と批判したことについて質問が出た。事務局長はトランプ大統領の批判を否定したうえ、突如「台湾から人種差別を3カ月にわたり受けた」と言い出した。さらに、テドロス氏は10日、台湾から受け取った電子メールの中に「人から人への感染」についての内容はなかったとした。

これを受けて、陳時中指揮官は11日の会見で、昨年12月31日にWHOの連絡窓口に送付した電子メールの全文を英語で読み上げた。

同メールの中で、台湾政府は、中国本土のインターネット上から得た情報で、重症急性呼吸器症候群(SARS)と疑われる症状が出た患者7人が「隔離治療」を受けていると警告した。

陳氏は、「公衆衛生分野の医師なら、人から人への感染の可能性があると判断できた」と述べた。さらに、「当時台湾には、感染症例がまだなく、人から人への感染は証明できなかったが、このような情報があるとWHOに伝えるべきだと感じた。もし、メールの中で、われわれが人から人への感染とはっきり断言したならば、これこそがミスリードだったのではないでしょうか」とした。

陳時中氏は、WHOに対して、「(米国など国際社会からの)批判をそらすために、話題を変え、再び過ちを犯さないでください」と呼びかけた。

陳時中氏の発言の骨子:

1.疾病管理署はインターネット上から、中国武漢市で非定型肺炎(atypical pneumonia)が少なくとも7例が発生したと分かった。中国側はSARSを非定型肺炎と呼んできた。このコロナウイルスは深刻に人から人へと感染する疾病を引き起こす。

2.SARSが流行した経験に基づき、われわれは今回の感染状況や情報に警戒を強めた。このため、2019年12月31日に電子メールでWHOの「国際保健規則(IHR)」連絡窓口に通報し、より多くの情報提供を求めた。当時感染情報が不明瞭で、さまざまな偽情報も流れ、特に、感染が拡大した時が、人の移動が多かった中国の旧正月に当たったため、各関係者は強い警戒感を示せなかった。慎重に考えたうえ、われわれは電子メールの中で、「非定型肺炎」「患者が隔離治療を受けた」との文言にとどめ、公衆衛生分野のプロなら、同症例に「人から人への感染」の可能性があると判断できる。しかし、我が国には当時、症例がなかったため、人から人へ感染したかどうかを証明できなかった。

3.疾病管理署は、同時に中国疾病管理センターに連絡を取り、より多くの感染情報を提供するよう求めた。しかし、WHOのIHR連絡窓口だけからしか返信がなかった。同窓口は台湾側の情報を関連機関に転送したとした。中国側がわれわれに提供したのは、1件のニュースリリースのみであった。

4.われわれは人から人への感染の可能性を強く疑い、これを実証する有効な方法がなかったにも関わらず、わが政府は直ちに、人から人へ感染しうるとして、国境検疫措置を強化した。同時に、武漢市から出発した航空便に、スタッフを派遣し防疫作業を行った。

5.疾病管理署は1月中旬に、感染の実態などを知るために武漢市に専門家を派遣した。初歩の研究で、われわれは同肺炎が人から人に感染すると確認した。

(翻訳編集・張哲)

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