[ローマ 16日 ロイター] – イタリア政府は16日、新型コロナウイルス流行に伴うロックダウン(都市封鎖)緩和の一環で、6月3日から国内外の移動を認める方針を承認した。
イタリアでは感染拡大防止に向けて3月から厳格な封鎖措置が実施され、国内の地域間の移動や海外との往来も制限されていた。
ロックダウン緩和に伴い、工場の操業は今月4日に再開。週明け18日からは商店の営業も再開する見通し。
6月3日以降は全ての移動制限が解除され、経済の回復に向けて大きな一歩を踏み出す。
イタリア国内の各地域は、感染予防措置を講じることを条件に、閉鎖が続いているすべての業種で活動を再開することが可能になる。政府が承認した方針によると、保健当局は感染が抑制されているか引き続き監視する。
イタリアの新型コロナ感染症による死者は累計約3万1600人を超え、米国、英国に次いで世界で3番目に多い。
*内容を追加し、カテゴリーを変更して再送します。